新潟市西区五十嵐の内科 長野医院 健康に関するお悩みはお気軽にご相談ください。
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 お盆時期の診療形態に関して
投稿:長野 央希
お盆時期の診療形態に関して
〜8/10 通常通り
8/11    休診
8/12  9:00〜12:30 15:00〜18:00(午後は発熱外来のみ)
8/13  9:00〜12:30
8/14  休診
8/15  休診
8/16以降は通常通りとなります。

最近、発熱外来の相談や、ワクチンの予約、自宅療養者のオンライン診療などのために、電話がつながりにくくなっており、誠に申し訳ありません。
電話がつながらない影響も有り、予約無しで、直接発熱外来を受診される方が増えております。
現段階で、予約だけでも一日40人余の発熱患者さんの診療を行っている状況で、既に、限界ギリギリの中での診療となっていることをご理解いただけますと幸いです。さすがに、直接来院された方の診療を拒めませんので、拝見はいたしますが、予約無しの患者さんの対応は、患者さんの取り違えなどの重大な医療ミスの原因となり得ますので、電話での予約をお願い申し上げます。
また、医療機関によっては、発熱は当院で診てもらうようにと無責任に当院受診を指示しているところがあるようですが、上記のように、ギリギリの状況での診療が連日続いておりますことをご理解抱いた上で、せめて電話で御相談いただきたく存じます。
何卒宜しくお願いいたします。


2022年8月7日(日)

 業務連絡
投稿:長野 央希
発熱外来及びワクチンの依頼の電話にて、医院の電話がつながりにくくなっており、大変申し訳ありません。
つながらない場合は、025-260-7243に御電話ください。ただし、こちらは基本的にFAX用なので、つながるのに時間がかかる可能性がありますので、御了承ください。

2022年7月31日(日)

 業務連絡
投稿:長野 央希
新型コロナ第七波到来につき、発熱外来受診相談お方が急増しており、受診のご希望に添えないような状況も出てきてしまい、大変申し訳ありません。
このような状況ですので、発熱外来、PCR検査希望の患者さんは、症状を有する肩を優先させていただきます。無症状で、海外に行くための陰性証明が欲しい、濃厚接触であるが、無症状という方は、症状がある方の依頼が多い場合、お断りせざるを得ない場合がありますので、ご了承ください。

2022年7月23日(土)

 民主主義の危機
投稿:長野 央希
ここに来て、一時感染者数が減少傾向にあったものが、再度増加に転じております。当院での検査件数及び陽性者数も、増加に転じている状況であります。
都内では8000人を超え、西の府県でも軒並み増加している状況から、第七波が到来したと考えるべきでしょう。新潟県内も、これから陽性者数は、急増する可能性があります。また、恐らく、オミクロン株からB.A5型に変異、移行している者と考えられます。B.A.5型は感染力がオミクロンよりも強いといわれておりますので、感染者数はオミクロンの時期よりも更に増加する可能性はあります。ただし、その重症化リスクがどうかという問題があります。
感染者数が多くても、重症化する率が高くなければ、それほど脅威を感じる必要は無くなってしまいますので、状況如何によっては、インフルエンザと同等の感染症の分類に下げることで、対応もインフルエンザと同等の処置で良いと判断することも考えられます。行政の判断がどうなっていくのかが注目されます。
行政の手腕が問われている中で、7/10は参院選挙が予定されておりますが、激しい選挙戦が展開されている中で、信じがたいような事件が起きてしまいました。安倍元首相が暗殺されました。
政府要人の暗殺というと、戦前の2.26事件や浜口雄幸首相の暗殺などが思い浮かびます。戦前は、郡部の暴走も有り、政治家も命がけな状況であったと思います。戦後で言うと、社会党の浅沼稲次郎氏の暗殺などありましたが、最近では、そういった血なまぐさいような事件が起きるとは考えもしないような状況での、今回の惨劇です。
政治的な思想の相違があったとしても、それに対して議論でなく暴力に頼って、相手をやり込めるというのは、もはや民主主義への挑戦といわざるを得ません。もっとも、日本がまともな民主主義国家なのかというのには議論の余地があると思いますが、少なくともお互いの主義主張を、武力でなく話し合いや駆け引きで論じ合うという意味では、間違いなく民主主義の手段に則ったやり方で物事を解決してきました。今回のような、反対意見の相手に武力で制裁を加えるようなことが、今後頻繁に起きるようなら、もはや民主主義は危機にさらされているといえます。ネット社会では、自分の考えと違うような相手を、徹底的に叩くような人もいるようですが、ネット民であろうがなかろうが、こういった偏狭な主義の人が、現実的に武力を行使して、相対する人々を叩き潰そうとする風潮が大手を振るようになれば、民主主義どころでなく一般社会の安全性すら危機にさらすことになってしまいます。
我々は、これまで享受してきた平和が当然ではない時代を迎えてしまうかもしれないという危機感をもって、対策を講じる必要があるのだろうと思います。
安倍元首相のご冥福を祈ります。

2022年7月8日(金)

 最近の話題
投稿:長野 央希
連日のように6月とは思えないような猛暑となっております。そんな状況で、最近の話題の一つとして「サル痘」の世界的な感染拡大が挙げられます。現時点では、日本での感染は確認されておりませんが、隣国の韓国では感染者が出ているということで、日本にいつ上陸したとしても不思議はないでしょう。
サル痘とは、かつて世界に大きな災厄をもたらした天然痘と類縁のウイルスであるポックスウイルスによる感染症です。発痘を主徴とするという意味では、天然痘と似ていますが、症状の程度としては、天然痘に比べればはるかに軽微であるといえます。天然痘は、かなり致死率の高い感染症(致死率が20〜50%と言われている)であり、これまでの歴史でも、相当数の死者を出してきました。最近の例でいえば、夏目漱石も天然痘に罹患し、何とか九死に一生を得たものの、顔にあばたができたりと、長らくその後遺症で悩まされてきたのは有名な話です。
サル痘ではそういった事態には至ることは稀でしょうが、今回の場合、男性同性愛者での感染報告が多い模様ですので、HIVの感染との合併例など、詳しい感染報告が待たれますし、HIVに合併した場合に、重症化するのかどうかなども注視する必要があります。とはいえ、こういった、なじみの少ない感染症が起きた場合に感染者に対して、偏見を持ったり、誹謗中傷をすることは、厳に慎まねばなりません。
また、先日、都内の小学校でインフルエンザによる学年閉鎖が起きているというニュースがありました。新型コロナの流行が起きてから、インフルエンザがまるで影を潜めておりましたが、久々の流行と言えます。さらに、南半球のオーストラリアではインフルエンザの流行が起きているということで、今年の冬は日本でもインフルエンザの流行が見られる可能性があります。この二年、インフルエンザの感染が見られなかった要因が、当初私は、手洗いやマスクの着用の励行が功を奏しているのであろうと考えておりました。しかし、新型コロナもインフルエンザも感染の主要な臓器は上気道や肺などの呼吸器になりますので、同様の臓器を舞台にした場合、あるウイルスが流行したとき、ほかのウイルスの感染を抑止する働きがあるのではないかという気もしています。そうであれば、インフルエンザの流行が、今後コロナの感染の抑止的な作用に働くのかもしれません。いずれにしろ、ここ二年で世界的にインフルエンザの流行が見られなかったのが、今回インフルエンザの流行の兆しが出ているところを見ると、新型コロナ感染に関しても、新たな局面に入っていくのだろうと考えられます。

元広島の北別府学さんが、成人T細胞白血病で骨髄移植後ではありますが、今回敗血症になっているという報道がありました。現在の骨髄の生着の状況や、骨髄機能の状態、白血球数やイムノグロブリンの低下の具合、現在の免疫抑制治療の状況など、まったくわからないので、無責任なことも言えませんが、敗血症は重症の感染症であり、大変お辛い思いをされているのではないかと考えられます。細菌感染によるのか真菌感染によるのかなどもわかりませんし、大変な状況とは思いますが、何とか乗り切ってほしいと切に願います。そして、北別府さんを励ますからには、広島カープが勝つのが最大の勇気づけになると思っています。交流戦で惨憺たる負けを喫し、ヤクルトに8連敗している場合ではないのです。カープにはもっと、気合を入れて、しゃきっとしてほしいです。

猛暑ということもあってか、昨日は魚沼で沢山の蛍が飛んでいました。20時半過ぎには、蛍も眠りにつくのか、田んぼの稲のところで、点滅している光が、間もなく消えてしまいました。人間世界では、目まぐるしい変化が起きている中で、蛍のような自然にふれると、本当に心が和みます。

急に暑くなっておりますし、梅雨明けも異様に早いことから、同課皆様もくれぐれも熱中症にお気を付けください。

2022年6月30日(木)

 アフガニスタンの地震
投稿:長野 央希
先週、日本では、石川県を震源とする地震が有り、余震が続いている状況です。
昨日には、アフガニスタンでは、同国の南東部を震源とする、震源の深さ約51km,マグニチュード6.1の地震にみまわれました。
朝方であったこともあり、寝ている中で、家屋が倒壊して、その下敷きとなる犠牲者が多数出たものと見られます。
阪神大震災も早朝の発生であったことが、記憶としてよみがえってきました。
あのときは、朝食の準備などで火を使っていたことから、火災が被害を大きくしたと記憶しております。
直下型の地震では、家屋や道路の倒壊、火災が大きな被害をもたらします。
一方で、東北の震災では、津波によって被害が甚大となりました。その結果、溺水や誤嚥性肺炎、化学性肺炎などの、直下型とは大きく異なる被害状況となりました。
今回のアフガニスタンに関しては、日干しレンガの家屋が多いこともあり、その下敷きとなって、死傷者が続出していルと推察されます。
即死してしまう場合もあれば、下敷きの状況で長時間救出されず、横紋筋融解症、腎不全を引き起こしてしまうケースなど、様々な状況が考えられます。
現在のタリバン政府では、恐らく被害の全容把握も難しいであろうと思われます。今のところ、1000人以上の死者,1500人以上の受傷者と報道されていますが、その何杯もの被害者が出てくる可能性が高いように思われます。
こうした状況で、タリバン政府も、国際社会に援助を要請しております。
少なくとも、タリバン政府が、彼らのプライド故にそういった援助を拒むことが無くて良かったと思います。
私は、長年国境なき医師団のような活動に憧れていた為、こういった状況で、何らお役に立てない自分が情けなく思えてなりません。

被災者の方々は、自分の住居が失われてしまい、屋外で過ごしているような映像を見ましたが、プレハブの仮設住宅などが建設されない限り、彼らは屋外で日夜過ごさなくてはならない状況が続いていきます。
そうした場合、山岳地帯であれば、日中は熱中症の危険があるでしょうし、夜間は、逆に低体温の危険性が出てくると思われます。また、衛生状況も悪化してくるでしょうから、胃腸炎などの感染症の蔓延という懸念も出てきます。更には、治安の悪化、住民同士のいざこざから新たな外傷者が出てくるかもしれません。
けが人は、受傷部位から感染を起こしてくる可能性もあります。抗生剤などの医薬品も当然、不足しているでしょうから、些細な怪我でも化膿して命を落とすと言うことも十分あり得てしまいます。そもそも、消毒や飲むための水分自体が行き渡るのかどうかと言うことも心配する必要があるかもしれません。
少なくとも、早急に行政的な介入(場合によっては軍の介入)がなされなければ、二次災害は拡大の一途をたどってしまいかねません。
被災者の方々が、一日でも早く、ある程度安心して寝起きできる環境を整えていく必要があり、国際社会はそういった意味でも援助をしていく必要があると思っています。

2022年6月23日(木)

 緑美しい季節
投稿:長野 央希
週に一回は魚沼に行っておりますが、山の頂上以外では残雪も溶け、田植えも終わり、山々も水田も、あちこちで緑美しい季節となっております。
5月初旬に八海山の5合目まで登りましたが、あの当時では、2合目に至る前でも、日陰のような場所では膝丈まで残雪が残っているような状況でした。長い冬で、覆い被さった雪の重みにより、大木ですらへし折れていたり、横になって登山道を封鎖していたりというような景色がそこここに見られました。
あの日は小雨が降っていたので、景色を楽しむことが出来ませんでしたが、今の季節であれば、山の上から見る水田の緑の美しさは言葉にならないと思われます。以前5月下旬に登った際には、田んぼも含めた目にまぶしいほどの緑の美しさに、なぜか涙が出たことがありました。
梅雨に入ったようで、転校は安定しなくなるかもしれませんが、良い季節になったと思います。
昨日は、蛍の飛び交う場所に夜行きましたが、現時点では蛍は確認出来ませんでした。流石に、まだ早いのでしょう。
とはいえ、自然に恵まれた魚沼という場所が、とても好きです。
時には、降雪で心がくじけそうになったりと、自然の絶対的な力を否が応でも痛感させられますが、それを上回るような自然の恩恵を我々は享受しているといえます。
人は自然なしには生きられないという当たり前で単純なことを、魚沼は教えてくれます。
そして、自然の美しさを楽しむと言うことで、近年ハイキングやトレッキング、キャンプが流行っておりますが、これに関しては平和のおかげであると言えます。身の危険のある社会では、どんなに美しい風景も、まるで意味をなさなくなり得ます。
世界中では、平和を保つことすらかなわない地域がいくらでもあります。
そして、近年は疫病の流行や様々な天災といった驚異に度々さらされております。
歴史的に見ると、こういった疫病や天変地異が頻発する時代は、多くの場合動乱の時代の幕開けとなることが多いように見受けられます。
天変地異が、人の心もすさませてしまうのかもしれませんが、世界が動乱に陥る予兆とならないことを切に願います。

2022年6月9日(木)

 業務連絡+α
投稿:長野 央希
子宮頸がんワクチンのご案内通知が郵送されているかと思います。
当院でも、子宮頸がんワクチンの接種が可能ですので、御電話にてご相談下さい。また、新型コロナウイルスの4回目のワクチン接種の案内通知も送られ始めておりますので、ご希望の方はご相談下さい。ただし、4回目は3回目から最低5ヶ月の間隔を明ける必要がありますので、御注意下さい。

現在は、多種多様なワクチンが存在しております。その中でも、子宮頸がんワクチンのように、将来的な発がんを予防するというワクチンは、極めて重要な存在であります。
ウイルスや細菌と癌の関連に関して言えば、子宮頸がんはヒトパピローマウイルスと、ヘリコバクターピロリは胃がんと、B型、C型肝炎ウイルスは肝臓癌とと言った具合です。その他、エイズの場合であれば、HIVウイルス感染の特徴から慢性的な免疫不全を生じ、結果的に様々なウイルス、細菌、原虫の感染を併発し、持続的な感染が、慢性的な臓器の炎症を惹起することで、多様な癌の発生につながっていきます。恐らく、現段階では分かっていないような感染症と癌との関連も、時代が進めば、更に判明していくことが想定されます。
癌は早期で発見できれば、その分治療も容易になりますが、進行癌になれば、やはり治療も複数の治療を組み合わせたりする必要が出てきますし、癌発病の精神的な苦痛も計り知れないものがあります。そういった意味で、ワクチン接種することで、感染を予防し、将来的な発がんを抑制するというのは、極めて理にかなった発想で在ると言えます。
勿論、ワクチン接種に対しては多様な意見があり、ワクチン反対派の方も少なからずおられます。その思想は自由であり、決してワクチンは強制されるべき者ではないと思います。しかし、これまでに人類がワクチンの恩恵をどれだけ受けてきたかという事実も忘れてはならないと思うのです。
エドワード・ジェンナーが天然痘のワクチン(種痘)を考案して以降、それまで歴史的に見ても多くの死者を出してきた天然痘が、20世紀には根絶出来たと言うこと自体、驚異的であると言えます。
今ですら、ワクチンに対しての賛否両論がある現状で、ジェンナーの時代を振り返ると、彼の功績の偉大さが更に浮き彫りになると思いいます。あの当時は、当然ワクチンなどという概念もなく、周囲には多くの迷信で取り巻かれ、人々の偏見や風評被害といったものも尋常でない中で、ジェンナーは自分の信念を貫いたことを見ても、彼は医療界の革命家とも言えるのではないかと思えてきます。そういった意味でも、私はジェンナーに対して尊敬の念を抱いております。信じがたい様な風当たりの強さの中、自分の考えた医療行為をやめないというのはもはや鋼の精神と言わざるを得ないかもしれません。
「百万人と雖も、我行かん」。私も少しでもそうなれるように努力したいと思っています。

2022年6月1日(水)

 落語から思うこと
投稿:長野 央希
私は小学生時分から、落語が好きで、落語の本を読んだり、その後は落語のCDを聞いたりしてきました。今でも車を運転している際に落語を流していることがしばしばあります。実家に、昭和の大看板達の落語のCDがあったことから、それらを聞いている内に落語に魅了されたと言えます。
とりわけ好きなのが、5代目古今亭志ん生と、3代目桂三木助です。当然、二人とも私が生まれる前には鬼籍に入っておりますが、CDを聞いていると、何だか今でも生きているような錯覚を覚えるものです。その二人は、若い内は放蕩を尽くし、いわゆる「のむ、うつ、かう」の悪癖で、一時は身を持ち崩しているような共通点がありました。志ん生は、関東大震災の時に、東京中の酒がなくなると思って、酒屋の樽の酒をへべれけになるまで飲んでいるというような逸話がありますし、酒が飲めるという理由もあって、三遊亭円生と満州の前線に慰問として赴いています。どちらも、生きるか死ぬかというような危機的な状況であるにもかかわらず、何か面白みのある逸話となってしまっているところが、彼の生き様自体、落語的なのだと思われます。この二人は、そういった人生の修羅場をくぐってきたことで、ある意味芸にも凄みが出ているのかもしれません。そういったことが、私がこの二人の噺家に惚れ込む理由なのかもしれません。
志ん生の場合、天才たる所以か、寄席での出来不出来がかなりはっきりしていたそうです。私の場合はCDでしか聞いていないため、出来の良い内容のみを耳にしているとは言えます。あるときには、高座に上がってから、座って眠ってしまっていたという伝説のような話もあり、更には、弟子が起こしに行ったら、客席から「寝かせておいてやれ」と声が上がって、笑いが巻き起こったという話で、この逸話もまた落語の様な話です。ここで考えさせられるのが、今であったら、舞台で役者が寝ているような状況なら、客席から恐ろしいブーイングが起きるだろうということです。そういう意味でも、ある意味、客の側もおおらかな余裕のある時代であったのかもしれません。
また、若き日の志ん生や三木助の如く、放蕩三昧な生活をしているような芸人がいたら、今のマスコミやSNSでは、大変なバッシングで、その芸人は潰されてしまうことになるでしょう。昭和の名優といわれる人も、今の一般的な尺度でいったら、ほとんどテレビで放映できないような話になりかねないように思います。昭和のある時期までは、芸能人というものが、雲の上の人と言うイメージであったため、桁違いな金遣いや遊び事も、大目に見られていたのかもしれません。それが、いつしか、一般人からすれば、等身大の、近い存在であることを、芸能人に求めるようになった為、自分たちと同じような生活様式や価値観でなければ、バッシングしてしまうような風潮となっていっているように見受けられます。その結果、芸能界も以前に比べれば画一的な感じになってしまっているのかもしれません。これは、スポーツでも言えます。確かに昔よりは野球選手などは高級取りになっていますが、かつてのように酒を飲んでマウンドに上がる人などはいなくて、そういった意味で、キャラクターが小市民的な優等生タイプで統一されがちになっているように思われてしまいます。
個性を尊重する世の中といわれますが、結局、それぞれの個性よりも多数派の価値観に人をはめ込もうとする風潮が強いように思えてしまうのです。

2022年5月20日(金)

 ハチとの攻防
投稿:長野 央希
初夏のような気候となり、雑草の成長する速度が増してきております。それに伴ってというか、様々な昆虫が飛び交うようになっております。種類のよくわからないような甲虫が、発熱外来の外の壁に留まっていたりすることもしばしばです。きれいな青光りした甲虫や、黒ベースに黄色っぽい縞模様の入った甲虫などもいて、面白いものです。また、家の庭に限らず、五十嵐1ノ町界隈では、くまんばちが沢山飛んでいたりします。羽音は大きいですが、それほどの実害もないので、様子を見ていますが、さすがに発熱外来周囲で巣を作ろうとするアシナガバチは、撃退せざるを得ない状況です。発熱外来は物置を利用していますが、その軒下というのは、ハチにとっては巣を作る格好の場所なのかもしれません。昨年も、アシナガバチが巣を作っていたところを発見したので、何とか巣を軒下から引きはがした経験があります。作っている途中の巣を除去すると、案外と、ハチもあきらめよく、再度巣を作ろうとはしないようでした。
今年も、同じ個体かはわかりませんが、大きなアシナガバチが、巣作りのために襲来しておりました。一度は、発熱外来の室内まで侵入して、しばらくそこに滞在しておりましたので、一時、私が発熱外来に入れないというような状態になっていました。身近にあった次亜塩素酸のスプレーをハチに噴霧しましたが、当初はびくともしませんでした。何とか噴霧し続けていると、いよいよ不快に思ったのか、外に飛び出していきました。
今回も、巣の根本が出来上がったところで発見し、巣を除去してからは、ハチの訪問がピタッと止んでいます。ハチとしても、無駄な労力を惜しむ気持ちがあるのでしょうか?あるいは、次亜塩素酸(いわゆるハイター)のように妙なものを吹き付けられること自体が不快なのかどうか?
ハチでハイターを浴びせられるという経験はそうそうないでしょうから。
幸いに、発熱外来に患者さんがおいでの際に、ハチの襲来を受けたことはないのが幸いです。
冬場は、とにかく寒くて、凍えそうになりながら、突風や吹雪との格闘でしたが、これからは厳しい直射日光や、アスファルトの焼けるような暑さとの闘い、あるいは様々な昆虫との攻防の時期になってきます。
熱中症も増えてくる時期ですので、私自身も、皆様もくれぐれもご注意いただきたいと思います。

2022年5月17日(火)

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 訪問診療
投稿:長野央希
魚沼地域で、月一回ながら、訪問診療に携わらせていただくことになりました。患者さんの疾患や状況もさることながら、それぞれの家庭の状況なども千差万別であり、そのため、それぞれのケースで求められる医療も異なり、提供する医療サービスも、それに応じて変化するという意味で、非常にオーダーメイド的といえると思います。
勿論、在宅で行える治療は限られており、いわゆる最先端医療を行うような意味でのオーダーメイド治療とは異なります。
それでも患者さんや御家族の状況によって、そのニーズに丁寧に対応する必要があり、究極のオーダーメイドともいえるかもしれません。
患者さんが、住み慣れた場所で、少しでも長く過ごしていただけるように、医療者は努力する必要があることを、改めて認識させていただきました。
当院でも、徐々に訪問診療などを行っていきたいと考えておりますので、宜しくお願い致します。


2020年7月3日(金)


 日本の医療
投稿:長野央希
自粛解除後、都内では昨日も60人の感染者が判明している。
また、米国では、さらに膨大な感染者数に上ってきている。
米国での陽性者の中での重症者の占める割合がどうなっているのか、どうなっていくのかが注意すべき点ではあるが、少なくとも、3〜4月の頃の状況のような医療崩壊の危機のような状況にはなりにくいのではないかと考えている。今回の新型コロナによる重症化に至る機転が、より分かってきているためである。キーワードはサイトカインストームとDICということになろう。
重症になりやすいタイプの人の傾向もわかるようになっており、そういった方々で重症化しそうな兆候を早めにとらえられることで、DIC治療を早期に行ったり、適切な免疫抑制療法を行い、重症化の芽を摘むことがしやすくなってきていると思われる。
一方で、WHOやCDCは、当初新型コロナに対してのステロイド治療は推奨されないという論調であったが、ここにきてデキサメタゾンは死亡率を低下させるというような報告も出てきており、どちらが正しい見解なのかという問題もある。自分も、短期間ながら、新型コロナ治療にあたってきたため、確実に新型コロナの肺炎でステロイドが一定以上の効果を有していると実感しており、相当数の臨床医は、経験的にステロイドの有効性を把握しているはずである。(勿論、安易にステロイドなどの免疫抑制治療を行うべきではないし、コロナに細菌性肺炎が合併しているような場合では、当然ステロイドは控えるべき状況にもなるが)
そして、実際のところ、WHOが推奨していなかろうが、必要に応じ、ステロイドを使ってきていたと考えられる。
しばしば、日本のマスコミは欧米の医療をほめ、日本の医療に問題があるような報道をされているが、2009年の新型インフルエンザの時も然りであったように、毎年、米国ではインフルエンザで1万人を超えるような死者が出るのである。要するに、ごく一部の、高額な保険を支払っている富裕層が、超一流で最先端の医療を受けられるものの、多くの国民は、さして褒められた医療すら受けられていないという現実があるのである。
国民皆保険の日本では、おしなべて、平均的でそれなりに良質の医療を受けられていることを無視して、日本を貶める報道というのは、明治以来の日本人の西洋文明に対するコンプレックスを如実に表していると言えよう。
安倍首相の言うジャパンモデルが、なにを指しているのかは判然としないが、少なくとも日本の医療を自信をもって世界に発信していくことも重要なのではないかと思う今日この頃である。

2020年6月29日(月)


 
投稿:
現在、魚沼と新潟市を週一回行き来しておりますが、この時期の魚沼での楽しみの一つはホタルです。
小出の市街地からジョギングで行ける距離、あるいは車で五分圏内のところに、隠れたホタルのスポットがあります。
勿論、観光地のようなわけではないので、ホタルが乱舞するような状況とは違いますが、それでも、淡くほのかなホタルの光が、はかなげな美しさを放っています。
昨日も、二か所見てまいりましたが、涼しげにホタルが飛んでいました。そうかと思うと、急に猛スピードで飛んだり、点滅がせわしなくなったりと、見ていて飽きませんでした。
ホタルの光は、色々なものを削ぎ落した、シンプルな美であると思います。
翻って、人間界では、常に宗教や人種、主義主張で、小競り合いが繰り前されています。いたずらに情報があふれているために、その情報におぼれて、結果的に本来の人間のあるべき姿から逸脱したり、人間不信に陥ったりしているように思えてしまいます。
もっと、人間もシンプルに生きれば、より平和共存できるのではないかと思いながら、ホタルの光を目で追っていました。
今年は様々なことがあって、人々も疲弊し、心も荒みがちになっていることもあり、ホタルから、そんなことを考えてしまいました。


2020年6月25日(木)


 世界情勢とコロナ
投稿:長野央希
日本ではコロナの発生件数が減少、落ち着いてきたかのように見えておりますが、世界的には依然として、猛威を振るっております。
WHOの報告では、一日での発症者数が過去最多を更新したとのことです。
ひとたび、規制が緩和されると、なし崩し的に、緩和すべきでないことまで、緩んでしまうというのが人間社会の常ではありますが、気のゆるみも含めて、感染を拡大させている可能性があります。
高温で多湿の環境では、ウイルスの脅威が減ることも期待されておりましたが、パンデミックとなっている現状では、それも期待できないというのが専門家の大方の見方となっている模様です。
殊に米国の連日のデモ、集会は、一層感染を困難なレベルにしているといえましょう。米国政府はコロナ感染対応においても、人種の分断という問題においても、既にイニシアチブが取れていないように見える状況で、はたして、コロナ感染を終息に向かわせるような方策がとれるのか、甚だ疑問です。米国での感染は、少なくとも第二波ではなく、第一波が持続している状態といえます。この状況が遷延している間は、世界中に感染を波及させる恐れが高いと思われます。
新潟県でも一か月ぶりに感染者がおられたようですが、報道によるとやはり海外渡航歴がある方のようです。
米国をはじめとした世界情勢を鑑みると、当面海外との往来は今もなお控えるべき段階であろうと考えられます。
日本では、コロナに感染したとしても、大半は軽症とはいえ、一部では重症化するケースがあることも間違いなく、君子危うきに近寄らないスタンスが重要と言えると思います。


2020年6月22日(月)


 北別府さん 頑張ってください
投稿:長野央希
私は広島東洋カープのファンですが、6/19にようやく2020年度のプロ野球が開幕する予定で、わくわくしてきているところです。
ただし、今年は広島の話題としては、もっと大切なことがあります。
北別府さんが成人T細胞白血病で現在、末梢血幹細胞移植を受けて、闘病中であることです。
私は血液内科診療に携わってきただけに、マスコミで報道されるような血液疾患に対して、注意を払ってはいましたが、元広島の往年のエースの件となれば、より敏感になりました。
ブログを見ていると、息子さんからの末梢血幹細胞を移植して、副作用などで難儀をされているようです。
北別府さんといえば、投手王国と呼ばれた広島の絶対的なエースともいえる方でした。大野、川口、金石など、ストッパーで津田、野手でも高橋慶彦、山崎、長内、重鎮として山本、衣笠などなど今でもわくわくするようなメンツがそろっていたころのエースでした。
それだけ鍛え上げた肉体でも、血液疾患に対する抗がん剤治療や骨髄移植治療はつらいものであることは間違いないと思われます。
自分も、血液疾患での化学療法など行うたびに、治療の副作用や合併症で苦しむ患者さんの姿を診て、時には心苦しい思いもしてきました。そんな中で、病気が寛解、あるいは治癒に至るような患者さんの姿を見て、心から喜び合えたものです。
北別府さんも、長い闘病生活とはなろうと思いますが、一刻も早くお元気になられることを切に願います。
山本浩二さんも闘病生活をされておられるようですが、頑張って克服していただきたいと思います。
二人のためにも、今年はカープが優勝してもらいたいと期待しております。


2020年6月17日(水)


 新型コロナ
投稿:長野央希
昨日、一昨日と都内での新型コロナ陽性者数が50人近くと増加しております。これは、いわゆる「夜の街」で働く人の集団検査の影響もあろうと思われます。
一方で、米国では人種差別への反対デモが全国に広がっており、これによってコロナの感染が再度燃え上がりはしないかと懸念せざるを得ない状況です。また、北京でも再度感染者が増加に転じております。
短期間ながら、コロナ診療に携わったものとして、新型コロナは大半が軽症であるか、無症状であるため、(少なくとも日本では)不必要にパニックになるべきではないと考えます。ただ、高齢者、癌のある方、若くても男性、肥満、糖尿、喫煙(肺気腫)などの条件がそろうと、一定の割合で重症化する印象を受けましたので、決して油断していいものでもないと言えます。
無症状のコロナ陽性者から、このような重症化の危険をはらむ人たちに感染が拡大する可能性を常に考えておく必要があると考えられます。
新潟は幸い大きな流行に見舞われずにここまで来ておりますが、これだけのグローバル社会では、第二波の流行も対岸の火事と受け流すわけにもいきません。我々、医療者は行政とも連携をとって、第二波への対策を練っていく必要があると改めて感じております。

2020年6月16日(火)


 サルコペニア予防
投稿:
当院の近くにあるスポーツセンターも、コロナの影響で、一時休業されておりましたが、ようやくジムも含めて再開されております。拝見しますと、多くの中高年の方々が様々な運動にいそしんでおられます。非常に良いことだと思います。
昨今は、筋肉量の減少からくる身体機能の低下(サルコペニア)が話題になっており、その予防のために適度な運動、適切な食事が極めて重要と言えます。
これまでは医療といえば、病気を治すことに主眼が置かれておりましたが、これからはいかに病気にならないようにするか、あるいは大病になるのを未然に防ぐかという予防の医療がより大切になってくると考えます。
そういうことも、患者さんとともに考えていきたいと思っております。
尚、これからの季節、運動中の脱水、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

2020年6月13日(土)

 ブログを始めました。
投稿:長野央希
急激に真夏のような天候になってきている今日この頃。
全国的にも、ようやく新型コロナ感染が収束に向かいつつあるのかと期待する日々です。幸いに、新潟県は大きな流行のうねりにもまれることなく、本日に至っております。
私は、4月末から5月いっぱい、北埼玉の病院で新型コロナ診療のお手伝いをしてまいりました。関東もひとくくりにはできず、埼玉も大宮や川口など南部と、熊谷などの北部では、大分感染者数も異なっておりました。マスコミ報道で、コロナの恐ろしさ、悲惨さが盛んに取り上げられておりましたが、確かに重症化した場合は厳しい経過をたどりえますが、多くの場合は、軽症であったり、無症候性であったりします。
この疾患に関しては分からないことが多い点や、治療法が確立されていない点で、人々の恐怖が増幅していってしまいました。このこと自体は、ある程度やむを得ないことではありますが、過剰にマスコミが恐怖をあおった感が否めません。
手洗いをする、外出時にはマスクを着用する(自分の感染予防というよりは、自分が感染していた場合に周囲に感染を広げない意味でも)など基本的な注意をしつつ、正確な情報のもとに、適切に怖がりながらも、節度を守って生活を楽しむことが重要と感じました。
我々医療者も、マスコミも、いかに正確な情報を、皆さんにお伝えできるかが大切であり、それこそが本来のインフォームドコンセントのあるべき姿なのかもしれないと、改めて考えさせられております。

毎日とはいかないと思いますが、思うことがあれば、ブログを更新させていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。

2020年6月10日(水)



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