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 MGUS
投稿:長野 央希
れいわ新撰組で国会議員の山本太郎氏が「多発性骨髄腫の一歩手前」の為、議員辞職をするというニュースを見ました。
多発性骨髄腫というのは形質細胞がガン化した状態と言えますが、骨髄腫になると、免疫力の低下に伴う易感染性や病的な骨粗鬆症に伴う骨折、腎機能障害、貧血などの症状がみられるようになります。
骨髄腫を発症した場合は、プロテアソーム阻害薬やサリドマイド系の免疫調節薬(IMIDs)などによる治療導入と年齢に応じ抹消血幹細胞移植などの移植治療を行っていくことになります。
この十年程度で目覚ましい治療の進歩を遂げている疾患であり、状況によっては、最新の治療のひとつともいえるようなCAR-T療法なども行うことになることも考えられます。
骨髄腫の一歩手前というのは、「意義不明のタンクローン性免疫グロブリン血症(MGUS)」の状態と思われますが、通常であれば、あまり症状はなく、あるとすれば、しびれなどの神経症状などと考えられます。したがって、通常は休職を要する状況ではないと言えます。しかも、MGUSは必ずしも骨髄腫に移行するとも限らず、天寿を全うするケースもあります。
それでも議員辞職をするというのが、それほど体調が悪いのか、すでに骨髄腫に進行しつつあり、治療導入目前ということなのか、議員という仕事があまりにも激務で、一般的な仕事をこなすどころの体力では賄いきれないのかは判然としません。もし、だいぶ体調がすぐれないのであって、骨髄腫を発症しているわけではないという状況であれば、別の病態や事情を考える必要があるのかもしれません。
衆院解散となり、近く衆院選挙が行われることになると思われますが、そんな大切な時期に党首が議員辞職を余儀なくされるのですから、れいわ新撰組としても、大変ではありましょうが、山本氏にはくれぐれもお体を大切にしていただきたいと思います。
仮に、今後骨髄腫を発症したとしても、治療の選択肢も格段に広がっていることもあり、あまり悲観的にならずに前向きに治療に臨んでいただければと思います。
血液疾患というのは、難治性のものが多く、難しいという印象を抱かれる方も多いとは思いますが、慢性骨髄性白血病のように、以前は極めて予後不良であった疾患が、今や治療の進歩で、チロシンキナーゼ阻害薬という内服薬のみで場合によっては完治してしまうくらいまでになっているものもあるくらい、近年目覚ましい進歩を続けている領域と言えます。
昨今、血液内科を志す医師が減っていたりという危機感を抱く情勢が続いておりますが、非常に将来性のある分野であると言えますので、どうか若手のドクターには血液内科にも関心を抱いていただけたらと切に願います。


2026年1月22日(木)

 ジョギングの思い出
投稿:長野 央希
ジョギングを習慣的にしていたころは、駅伝やマラソンの中継というものにほとんど関心を抱くこともありませんでしたが、最近は長距離運転するようなときに、箱根駅伝の往年のスター選手だった方のyou tube番組を聞いていて、箱根駅伝に興味を抱き、今年は1/2に中継を見てみました。(1/3は発熱外来と往診で、ほとんど中継を見ることはできませんでしたが)色々な知識をもって、駅伝を見ると、ただ単に走っているだけの問題ではないことが理解できて、とても楽しめました。昨今は、シューズやトレーニング、技術の目覚ましい進歩で、高速化が進んでいると言うのも学びました。2分50秒/kmを切るのは当たり前のような時代になりつつあるようで、驚嘆すべきペースであると言わざるを得ません。自分が、学生時代に頑張ってジョギングをしている頃、最盛期で10kmを41分というタイムでしたが、いったいどんなトレーニングを積めば、あのタイムを更に1分/km以上縮めて、それをしかも20kmも持続できるのでしょうか?
学生時代に法医学教室で実習をした際に、教室と警察と、海上保安庁の有志によるマラソン大会がありました。2kmの距離で、6分30秒ほどで走りましたが、そのペースは相当つらかった記憶があります。3分/kmを切るのは、自分には無理だと実感するからこそ、駅伝選手たちの圧倒的な凄さに感動するほかないように思われます。

自分はこれまで、新潟で生まれ、高校で神奈川に行き、大学で新潟に戻り、社会人となって東京→北海道→埼玉→魚沼という感じで移動しておりました。それぞれの地でジョギングをしておりましたが、それぞれの地域で、それぞれの思い出があります。
基本的にジョギングの際はゴールもしくは中継地で必ず神社を通るようにしております。北海道時代はゴールの神社が大分高台にあり、なかなかな段数の階段を上り下りしないといけないのですが、それだけでも相当なトレーニングになる気がしたものです。その地域は北海道南部で、海沿いということもあり、あまり雪が降らず、気温もマイナス6度程度でとどまっていることが多かったため、冬場でも外のジョギングは案外つらくはありませんでした。むしろ、埼玉時代は北埼玉なので、冬場に赤城おろしが吹き荒れ、ジョギングしていると、強風で涙が出るほど顔が痛くて、はるかに北海道の冬より辛かった印象が強いです。埼玉は歴史的な影響もあるのか、方々にたくさん神社があり、ゴール地点に事欠きませんでした。その中でも、二つほど印象に残る神社がありました。一つは、神社の参道の片側がお墓になっていることと、夜間神社の境内に全く明かりがないこともあり、夜そこを訪れると、信じられないような寒気を感じるようなところでした。日中ジョギングしているときは、まるで恐怖を感じませんンが、夜間はとにかく恐怖のなか、その恐怖を克服するのが修行だと言わんばかりに走っていた記憶が鮮明によみがえります。もう一つは、かつてのテレビ番組の「あなたの知らない世界」に出てきそうな神社でしたが、日中行くと何か気味が悪い感じがあるのに、夜行くと、暗いわりには怖くないというところでした。不思議な対比を持つ、その二つの神社は強烈に印象に残っております。
魚沼では、川沿いを走るのですが、上流に向かって走っていくと、6〜7月は蛍が飛んでいて、時には目の前を蛍が旋回していたり、晩夏にはヒグラシの声がとても涼しげで、もの悲しく感じつつも、色々と仕事のストレス等も忘れられて、大変心地よく走れました。(最近はクマの出没頻発地域らしいのですが)
ただ、夜間はとにかく暗いので、足元が怖いという面がありました。
一度、走り出してしばらくしてから雨が降り出し、走行しているうちに、雷が鳴りだしたことがありました。その際、雷というのものは、驚くほど明るいことを知りました。とんでもないカメラのフラッシュのような閃光で、ものすごく明るくなったと思ったら、ほどなく、信じられないような闇に包まれました。暗くなって、目くらましのような状況の中、結構深くて幅もある側溝に落ちてしまいました。ひざ丈くらいの高さまで水が流れているような小川のような感じのところで、クモにとっても絶好の狩場なのかもしれませんが、ものすごい数のクモの巣を破壊しつつ、川に転落したため、体中にクモの巣がこびりついていました。クモからしたら大惨事であったでしょう。さながら、ウルトラマンで怪獣が突然現れて、民家や工場を踏みつぶしていくシーンがありますが、そんなようなことが降ってわいた感じだったでしょう。この場を借りて、クモたちにお詫び申し上げます。
側溝から這い上がってみると、膝や肘で擦過傷から出血しており、顔中クモの巣がこびりついていて、とにかく気持ちが悪いのです。急いで家に帰って、シャワーを浴びなければという気持ちで、かなり高速でジョギングして帰路についておりましたが、あの時の自分を、車内から目撃したドライバーがいたら、相当怖かったと思います。土砂降りの中で、髪を振り乱して、しかも顔や眼鏡からクモの巣を垂らして、かつ、膝から血が垂れている人がいれば、八墓村のようなホラー映画の1シーンなのではと思ったことでしょう。しかし、流石魚沼なのか、水がきれいだったのだろうと思いますが、無臭でした。
学生時代に一度、巻でどぶ川に落ちたことがありますが、その時は数日強烈なにおいが取れなかったのとは大分違いました。
住んだことはないですが、よく行く広島の厳島では、ジョギングしていると、鹿が面白そうにこちらを見てくるので、その光景を見たくて、島内巡りをしているような気すらします。




2026年1月15日(木)

 水泳
投稿:長野 央希
1/4に改修工事の終了した西総合スポーツセンターの屋内プールが営業再開しております。
思えば、コスポのプールには断続的とはいえ、大学生の頃からの付き合いのため、かれこれ25年以上通っていることになります。
魚沼にいる頃から習慣的に水泳をするようになっておりましたが、今は週3〜4回泳いでいます。概ね一回につき1.2〜1.5km泳いでおります。
コスポが改修工事中は、西海岸までいっておりました。それぞれに良さがありますが、西海岸は、夏場屋外プールがあって、そこが50mプールである点を気に入っておりました。50mは結構ゆったりと泳げるのが良さでしょうか。今年の夏も時間的余裕があれば、西海岸の屋外プールで泳ぎたいとは思います。
習慣的水泳をする前は、習慣的にジョギングをしておりました。膝を痛めたりと言うことも有り、水泳に切り替えています。

ジョギングをしている頃は、久々の登山や乗馬をした翌日は腹筋や臀部、大腿部で信じがたいような筋肉痛が残り、まともに歩くのも辛いという有様でしたが、習慣的に水泳をするようになってからは、久々の登山後もほとんど筋肉痛痛が残らないと言うことに気づきました。(水泳するようになってから乗馬をしていないので、乗馬後の筋肉痛は不明です)さすが水泳は全身運動なのだと言うことを痛感しました。私はかなりの肩こり、頸コリなのですが、水泳をすると、その後しばらく肩こりから解放されるのも、クロールでのストレッチ効果のような物があるのだろうと思われます。
ただ、水泳をしているので、大丈夫だろうと思って、久々にジョギングをしたり、プールを歩いたりすると、翌日腹筋や大腿部に筋肉痛が残るので、少しずつ負荷のかかる筋肉が違うのだなとは思います。

このように水泳は全身運動だと思って、痩せることを期待しておりましたが、結局ジョギングしていた頃も、泳ぐようになってからも、ほとんんど痩せておりません。もっとも、水泳をして、帰宅後酒を飲んでいるので、恐らくは消費したカロリ−が飲酒によって帳消しになっているのでしょう。
もっとも、1.5km泳いだとしても、30分未満の水泳時間にしか過ぎませんので、結局脂肪燃焼にすらつながっていない可能性はあります。
運動で痩せるというのは相当な負荷を掛けないと難しいのだろうと実感させられました。
やはり食事が最も重要なのであろうと思われます。個人的に痩せたのは、ジョギングはしつつ、連日スーパーの刺身と大根のツマと冷や奴を主食にして、日本酒を焼酎に代えていた時期に限られます。(酒をやめれば恐らく見違えるほど痩せるのでしょう・・)
ダイエットというのはかなり根気のいる作業です。無理な食事制限やハードすぎる運動は、結果的に長続きしませんので、あまりおすすめしません。
長期間にわたって持続可能な運動、食事療法を行うことこそ重要なのだと言えます。
楽しめる範囲での適度な食事、運動を行っていくのが健康増進につながるかと思います。

2026年1月11日(日)

 新しいフェーズ
投稿:長野 央希
2026年になり、たんたんと日々が過ぎていきます。
三が日に、魚沼の守門神社に行きました。例年であれば、積雪で鳥居をくぐって境内に行けるような状況ではないのですが、今シーズンは今のところ、雪が少なく、普通に境内にまで登っていけました。
一方で、新潟市の西総合スポーツセンターで半年以上にかけて、プールの改修工事が行われておりましたが、1/4に再開となりましたので、早速、泳ぎ初めに行って参りました。何がどう変わったのか、あまりよく分かりませんが、少なくとも以前よりは、何だか室内が明るく感じました。

2026年になって、一週間も経たずに、米国がベネズエラに攻撃を仕掛け、同国の大統領夫妻を拘束するという信じがたいような事件がありました。
普通に考えれば、完全に内政干渉と言えます。
一個の独立国家に対して、こんな暴挙が許されると言うこと自体が重大な問題ですし、この件に関して、国連も手をこまねいているだけと言うことも、国連の存在意義を疑わざるを得ない話です。
マドゥロ大統領が不正選挙の上で、当選していると言うことで、欧米諸国が、大統領として認めていないと言うようなことが影響しているのでしょうが、であれば、ロシアでも大統領選挙自体が茶番のような不正選挙の疑いもあるくらいですから、プーチン氏が拘束されないのかと、突っ込みを入れたくなるくらいです。
米国からすれば、ベネズエラによって、米国国内に麻薬や違法薬物が持ち込まれることを食い止めたいという思いはあるのでしょうが、大統領を拘束し、ベネズエラの内政に米国の影響を濃くしたとしても、果たして米国の薬物問題が解決するのかどうか、極めて怪しい物でしょう。
恐らく、ベネズエラの恨みを買い、骨折り損のくたびれもうけの結果になろうと思われてなりません。周囲の国々も米国への警戒を強くし、これからいっそう、中南米や南米との関係性は難しい物にもなるでしょう。

中南米や南米では、貧困問題や雇用問題を解決出来なければ、ギャングなどになろうとする若者を食い止められず、ギャングが増えれば、その収入源としての麻薬取引が減ることはないでしょうから、表面的な体制交換ですむ問題ではないでしょう。
更に、今回の米国の暴挙に関しては、大統領の中間選挙に向けて、人気が低迷しつつあるトランプ大統領の点数稼ぎのようにしか見えないのです。しかも、今回の件を上院軍事委員会に審議を謀ることがなかったのではと言われており、このこと自体が民主主義の冒涜にもつながると言うことを理解しておく必要があります。緊急事態で議会で悠長に討議している余裕がないという状況とは全く違います。議会の審議があるからこそ、民主政治たり得るのですが、その議会の審議を経ずに実行すると言うことは、完全に独裁体制への足がかりになる危険な兆候といわざるを得ません。
また、今回の件は大国が自国にとって都合の悪い体制を潰してかまわないという前例になり得てしまうのです。
これまで、曲がりなりにも、米国は大義名分や道議を重んじる姿勢がありました。
そこには偽善的であったり、独りよがりであったりはしても、他の大国よりはまだましな自制心がありました。だからこそ、米国は世界の警察として存在できてこられたはずでした。
米国の今回の件を先例として、他の大国も、その暴挙を真似るようになるでしょう。世界秩序よりも自国の野望を優先する新たな世界情勢のフェーズに入ったと考える必要がありそうです。
その場合、周囲で虎視眈々と日本を害しようとする国々に対して、常に自国を防備しようとする姿勢を保ち続ける必要があると言うことです。平和を望んでいても、周囲で武力で自分の欲望を果たそうとする国があれば、それから身を守る自衛を図るのは国として不可欠であるからです。同盟国と言え、信頼に値するかどうか分からないような国に、自分の国の安全保障を任せると言う全幅の信頼を寄せて良いのでしょうか?
ただ、今、日本国内で勇ましい意見を言うような人たちが多く見受けられます。もし日本が世界の荒波から身を守らないといけなくなれば、自衛隊のみでは数が足りませんから、徴兵制のような状況も考える必要が出てくるでしょう。その場合に勇ましい論調の方々は、自分が兵士とならないといけないかもしれないという覚悟はありますでしょうか?軍隊では上官の命令は絶対ですが、そういった絶対服従の状況に、今の日本人は耐えられるのでしょうか?

これまで憲法改正(特に第九条)の問題はタブーのように扱われてきましたが、世界の驚くほどの変化に対して、早急な議論が必要なのでは無いかと思います。

新年早々、このような話題に触れたくはありませんでした。申し訳ありません。

2026年1月5日(月)

 謹賀新年
投稿:長野 央希
新年明けまして御目出度うございます。

今年も宜しくお願い申し上げます。

2026年1月4日(日)

 年末年始の業務形態
投稿:長野 央希
年末年始の業務形態は以下の通りです。

12/27まで通常通り
12/28 休診
12/29 休診
12/30 9:00〜12:30 発熱外来のみ
12/31〜1/2 休診
1/3 9:00〜12:30 発熱外来のみ
1/4  休診
1/5〜 通常通り

なお、12/30と1/3は発熱外来のみとなりますので、血圧などの一般診療や血液検査やPCR検査は基本的にできません。また、職員の数の問題とスペースの問題もあり、点滴もできませんので、その点ご承知おきいただけますと幸いです。また、小児は基本的に中学生以上で御願い致します。

025-260-5921の電話がつながりにくい場合は、025-260-7243にお電話ください。



2025年12月25日(木)

 赤坂サウナ事件
投稿:長野 央希
12/15に赤坂の高級プライベートサウナ店で火災があり、御二人が亡くなるという痛ましい事故がありました。
私は、都内及び埼玉で働いている際に、友人が赤坂のそのサウナ店のそばに住んでいたことと、度々参拝していた氷川神社もそばにあったこと、気になる古本屋さんが近いということもあり、よく訪れている地域であるため、衝撃を受けました。
個人的にはスチームサウナや岩盤浴は好きでも、普通のサウナは特に好きでもないため、この店自体知りませんでしたし、その建物自体も意識して見たことはありませんでした。
御二人の死因は今のところ「死因不詳」とのことですが、個室サウナに閉じ込められたため、そこから外部に助けを求め、それがかなわないと知るや、ドアを割ってでも脱出を図ったような状況がうかがわれますので、おそらくは高体温症であったのであろうと思われます。当初は火災という話でしたから、一酸化炭素中毒かと思っておりましたが、むしろ、サウナストーンでドアを割ろうとして、その石に巻き付けたタオルから火が出たのではという推測もされておりますので、長時間にわたり高温環境下に幽閉される形での高体温症のほうが直接的な原因となったのではないかと思われます。
基本的には深部体温が40℃を超えるようになると、意識障害などが引き起こされ、42℃を超えるようになると、非可逆的な臓器障害が生じ、多臓器不全に至り、致死的な状況になっていきます。脳は特に高温に弱い臓器ではありますので、救出してもらおうとドアをたたいたり、大声で叫んだりしているうちに体力を消耗し、脱出を試みてドアを割ろうとして動き回っていることで、体温上昇を助長し、早い段階で、思考力の低下や意識障害が起きていったのではと思われます。極めて重度の熱中症と考えてもいいでしょう。
そもそも、サウナに閉じ込められるというような、普通では想像すらしないような事態になれば、誰しもがパニックになるでしょう。過呼吸のような状況になったかもしれません。主旨が思うように動かせないような事もあったかもしれません。そんな状況で、冷静に行動などできようはずもなく、意識が薄れていく中で、小さいお子さんのことを気にかけながら、亡くなっていたかもしれないと想像すると、本当にやりきれない悲しみと怒りがこみ上げてきます。
しかも、このサウナ店の経営陣のずさんな管理体制を知れば、これは事故ではなく、事件であると考えざるを得ません。
サウナという密閉空間でドアノブが外れるなどということはあっていいはずもなく、非常ボタンの受診盤の電源も二年以上入れてもいなかったという話ですから、来店したお客さんは誰でもが被害者になりえたという、大変恐ろしい話だと言えます。(状況から察するに、誰もこの個室から脱出できるような人はいなかったでしょう)

ところで、今回の事件での色々な報道を見ておりますと、今回亡くなられたご夫婦は、それぞれ有能で、人格者であったということですし、小さいお子さんがいたということで、この事件の悲劇性をより強い印象のものにしております。こういった悲劇性を前面に出すことによって視聴者や読者の数を増やそうとしているように感じてなりません。報道に、何か違和感を感じてしまうのは私だけでしょうか?
もし、亡くなられた方が、このお二人のように素晴らしいひとではなかったなら、どうだというのでしょう?誰であろうと人命が損なわれたのであれば、事件の重大さは何ら変わらないと言えましょう。
The Yello Monkeyの『JAM』という曲のフレーズを思い出しました。
「外国で飛行機が落ちました ニュースキャスターは嬉しそうに 乗客に日本人はいませんでした いませんでした いませんでした 僕は何を思えばいいんだろう 僕は何て言えばいいんだろう」
亡くなった方がどんな人であろうが、その人の死を悼む人たちが少なからずおられるわけであり、大変悲しむべきことであるのです。そして、亡くなった方の関係者にしてみれば、信じがたいような突然の訃報で、気も動転しておりましょうし、計り知れないような絶望感や喪失感を抱えておりましょう。報道に携わる方々には、被害者の生前のことの詮索や、関係者への取材に関しては、冷静さと節度をしっかり守っていただきたいと強く願います。

今後すべきことは、興味本位の詮索ではなく、今回の事件の原因をしっかり調査し、同様の事故、事件が繰り返されないような検証をしていくこと以外にはないでしょう。

そして、今回亡くなられたお二人のお子さんが、御両親の御不幸に関して理解できるようになるのは、しばらく先のことにはなるでしょうが、大切な両親を失った心の傷を抱えつつも、健やかに育っていかれることを切に願います。

亡くなられたお二人の御冥福をお祈りいたします。



2025年12月25日(木)

 最近思うこと(5)
投稿:長野 央希
クマ騒動が、ようやく落ち着いている?感があります。
クマの駆除という問題になると、極めて感情的な発言が目立ったという印象です。罪もないクマを殺すなという意見に関して、自分も個人的にかわいそうという気持ちがあります。
しかし、冷静に考えてみました。
スズメバチが家の軒先に巣をつくった場合、誰も躊躇することなく、「駆除」します。おびただしいハチや、蜂の子を殺傷しているわけです。これを非難する意見は聞いたことがありません。これは昆虫が、哺乳類より下等だから殺していいということなのでしょうか?
自分も医師として、抗生剤や抗ウイルス剤、抗真菌剤を処方しますが、これによっておびただしい数の細菌やウイルスやカビを「駆除」しています。
水虫で、市販の水虫治療薬を買ってきて、足に塗っている人も、少なくないでしょうが、これもカビの「駆除」になっています。彼ら、細菌やウイルス、真菌も、本来罪のない連中ですが、誰も彼らの「駆除」に異論を唱える人はいないでしょう。
さらに言えば、家畜の屠殺はどうなのでしょう?彼らは当然、何ら罪もありません。野菜や果物だって、生き物です。彼らを摘み取ることはどうなのでしょう?
われわれ人間も生物ですから、対外的に栄養を取らなければ生きられないのです。植物のように光合成で生きられないのですから。
つまり、動植物を食べるということ自体が、他の生き物の命を奪って、生かされているということに他ならないのです。
クマは殺してはいけないが、家畜は殺していいというのは、大変な矛盾をはらんでいるということが、容易に想像できるはずです。
むしろ、インスタ映えのために、豪華な食事を注文して、ほとんど食べずに、写真だけとっているような人達や、流行のために革のバックや小物や靴を、まだ使用もできるのに、次々と買い替えている人達こそ、動物に対して、申しわけないと思うべきであるようにも思えます。
もし、自分が何らかの家畜で、屠殺され、食事として提供されるという場合に、何ら口もつけられずに、廃棄されたとしたら、全く浮かばれないでしょうし、大変な怒りを覚えるに違いありません。

釧路で、メガソーラーの設置などが問題になっていましたが、メガソーラーの設置で、クマの居場所をさらに狭めたのではないかとすら思います。
メガソーラーだのゴルフ場の建設だので、山を切り開き、野生動物の居住地を破壊し奪うことをやめるといったことで、自分たちの行動を見直した方がよいのではないでしょうか?


2025年12月18日(木)

 最近思うこと(4)
投稿:長野 央希
去る大相撲九州場所の千秋楽で、横綱大の里関がケガにより休場した件が、色々と物議をかもしました。
待望の若い日本人横綱として、順調に成長を重ねている姿を見て、エールを送ってきました。しかも、大の里関は新潟の中、高校を卒業しているのもあって、より頑張ってほしいという気持ちがあります。
千秋楽休場を知ったときは、正直なところ、横綱の責任を果たすべく、無理を押してでも出場してほしいというような気持ちもありました。相撲という元々は神事である行事で、その第一人者である横綱がその年を締めくくってほしかったという思いです。しかし、ケガの内容が左肩鎖関節脱臼であり、場合によっては相撲人生の終了ということにもなりかねないことを踏まえ、しかも、師匠の二所ノ関親方(稀勢の里)が横綱になって以降ケガに泣かされ、引退を大幅に早めた経緯もかんがみて、休場という決断に至ったものと考えられます。これは英断であったと言えましょう。
これが、この時を逃すと二度と優勝争いに加われない力士であれば、無理を押してもということもありえたでしょうが、これから長きにわたり、常に優勝争いを演じるであろう大の里であれば、自重して然るべきであったと思います。
ただ、理屈ではそう考えますが、私のように古い日本的考えを引きずる人からすると、今年の最後の場所の最後の取り組みであったことから、やはりもやもやした感情が残ったのも事実です。

ところで、これまで高校球児が、投げさせられすぎて、肩を壊し、野球人生を終えざるを得なかった例は少なくなかったでしょう。一度、そういった元球児に率直な思いを聞いてみたいという思いがあります。自分の野球人生をつぶされたということで、監督や指導者、チームメイトに怒りの感情を抱いているのかどうか?
特に選手層の薄いようなチームでは、エースへの負担が大きくなるでしょうが、むしろ、彼らはやらされて、仕方なく投げていたのでしょうか?むしろ、自分はチームに必要とされていて、「俺がやらなくて誰がやる」くらいの意気に感じていたのではないだろうかとも思うのですが、どうなんでしょう?
全く、次元の小さい話になってしまいますが、自分に即して考えてみました。自分も2020年から発熱外来をやっておりましたが、2020年から2023年までは屋外で発熱を診ていました。COVID-19のパンデミックの最初の三年ほどは、発熱を診ないという医療機関が多く、その分発熱外来を行っている医療機関への負担が大きかったのは事実です。そんな中で、自分はほぼ毎日、炎天下であろうが、極寒の中であろうが、自分の体調がすぐれない日であろうが、外で診療を続けていました。これは誰かに強制されていたというわけではありません。発熱を診ない医療機関がやたらと多い中で、自分がいま、この仕事を放りだしたら、困る人がいるという思い、必要とされているからこそ、この仕事をやり遂げようという小さいながらのプライド、そして「発熱を診ようとしない他の医者は、医者として恥ずかしくないのか?」という怒りから、自分で進んで仕事をしていました。いつでも熱中症や低体温にでもなりえる環境でやり通したのも、自分の意地とか、誇りとか、他の医者への怒りがあったからこそなのです。実際のところ、あまり自己犠牲を払ったというような意識はありませんでした。

高校球児も、自分の肩や肘を傷めて、野球人生を終えざるを得なかったとしても、自分はチームの犠牲になったという意識が生じたかどうか?周囲が悲劇と考えるほど、本人たちは悲劇的にとらええていないのかもしれないと思ったりもしますが、本当のところは分かりえません。

これまでの日本では、その組織のために自分が犠牲となる姿が崇高で、日本的な美意識に合致してきたように思われます。古典の軍記物や歌舞伎、講談などでもそうですが、楠木正成のように主君のために、自分の考えを曲げて、忠義を尽くし、散っていったというのは、従来であれば、もっとも日本人の琴線に触れる物語でありましたが、そういった従来の価値観は、時代とともに、今後どんどん変化していくのかもしれません。

2025年12月18日(木)

 最近思うこと(3)
投稿:長野 央希
今年も、もう残りわずかですが、広島東洋カープの闘い振りを思い返すだけで、悔しさがこみ上げてくる一年でした。
新井監督をはじめ監督コーチの刷新をしてほしいと思っていたくらいです。
巨人の二軍監督の桑田さんが退任したというのと、横浜の石井琢朗コーチが退任したというので、広島のコーチとして、石井さんに戻ってきてもらい、桑田さんと、桑田さんの中学時代の女房役の西山さんで、カープのバッテリーコーチにでもなってくれないだろうかなどと夢想した物です。私は、子供の頃、PL学園で体が小さいのに大エースであった桑田さんのファンでした。巨人に入団してからも、カープ戦以外では応援していた物です。そんな馬鹿馬鹿しい希望を抱いておりましたが、石井さんがすぐさま巨人に戻る形で、自分の夢は早々に打ち砕かれました。
自分が青春時代にカープで一番好きだったのは、金本選手と前田(智)選手でした。ただ、両者とも、あまり指導者をイメージできないのが現実です。(実際に金本さんは阪神監督で、色々と叩かれましたし)
その前の世代である高橋慶彦さんも好きでしたが、何となく、カープに戻ることはなさそうですし。
そんな、こんなで来季の広島はどんなもんだろうと思っていたところ、驚くべきニュースがありました。
桑田さんが、オイシックス新潟のチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に就任されました。
CBOって何だと言う話ですが、監督やGMよりもより高位のポジションのようです。今後のチームに関する全権を握っていると言っても過言ではない職種のようです。
私は、魚沼時代に、一度BCリーグの頃のアルビレックスが魚沼に来たことがありまして、その試合を見に行きました。確か、群馬との試合であったと記憶しておりますが、途中で土砂降りになったりして、中断したりと、選手にも観客にも
なかなか過酷な環境だったことを思い出しました。
最近は、広島を退団した藪田選手や松山選手が新潟入したりと広島関連の話題もありました。
そんな新潟の野球団にどんなビジョンを描いていってくれるのか、とても楽しみにしています。勿論、そんな短期で結果が出せる物ではないでしょう。更には、良い選手を育てた場合に、すぐに一軍の球団からドラフトがかかるようになる可能性もあり、順調に強くなるのかどうかも注目です。

新潟にも頑張ってほしいですが、とにもかくにも、来年、一軍では広島がせめてAクラス入してもらいたいと切に願っております。
また、サッカーではアルビレックス新潟が一年でJ1に復帰してもらいたいものです。


2025年12月15日(月)

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 訪問診療
投稿:長野央希
魚沼地域で、月一回ながら、訪問診療に携わらせていただくことになりました。患者さんの疾患や状況もさることながら、それぞれの家庭の状況なども千差万別であり、そのため、それぞれのケースで求められる医療も異なり、提供する医療サービスも、それに応じて変化するという意味で、非常にオーダーメイド的といえると思います。
勿論、在宅で行える治療は限られており、いわゆる最先端医療を行うような意味でのオーダーメイド治療とは異なります。
それでも患者さんや御家族の状況によって、そのニーズに丁寧に対応する必要があり、究極のオーダーメイドともいえるかもしれません。
患者さんが、住み慣れた場所で、少しでも長く過ごしていただけるように、医療者は努力する必要があることを、改めて認識させていただきました。
当院でも、徐々に訪問診療などを行っていきたいと考えておりますので、宜しくお願い致します。


2020年7月3日(金)


 日本の医療
投稿:長野央希
自粛解除後、都内では昨日も60人の感染者が判明している。
また、米国では、さらに膨大な感染者数に上ってきている。
米国での陽性者の中での重症者の占める割合がどうなっているのか、どうなっていくのかが注意すべき点ではあるが、少なくとも、3〜4月の頃の状況のような医療崩壊の危機のような状況にはなりにくいのではないかと考えている。今回の新型コロナによる重症化に至る機転が、より分かってきているためである。キーワードはサイトカインストームとDICということになろう。
重症になりやすいタイプの人の傾向もわかるようになっており、そういった方々で重症化しそうな兆候を早めにとらえられることで、DIC治療を早期に行ったり、適切な免疫抑制療法を行い、重症化の芽を摘むことがしやすくなってきていると思われる。
一方で、WHOやCDCは、当初新型コロナに対してのステロイド治療は推奨されないという論調であったが、ここにきてデキサメタゾンは死亡率を低下させるというような報告も出てきており、どちらが正しい見解なのかという問題もある。自分も、短期間ながら、新型コロナ治療にあたってきたため、確実に新型コロナの肺炎でステロイドが一定以上の効果を有していると実感しており、相当数の臨床医は、経験的にステロイドの有効性を把握しているはずである。(勿論、安易にステロイドなどの免疫抑制治療を行うべきではないし、コロナに細菌性肺炎が合併しているような場合では、当然ステロイドは控えるべき状況にもなるが)
そして、実際のところ、WHOが推奨していなかろうが、必要に応じ、ステロイドを使ってきていたと考えられる。
しばしば、日本のマスコミは欧米の医療をほめ、日本の医療に問題があるような報道をされているが、2009年の新型インフルエンザの時も然りであったように、毎年、米国ではインフルエンザで1万人を超えるような死者が出るのである。要するに、ごく一部の、高額な保険を支払っている富裕層が、超一流で最先端の医療を受けられるものの、多くの国民は、さして褒められた医療すら受けられていないという現実があるのである。
国民皆保険の日本では、おしなべて、平均的でそれなりに良質の医療を受けられていることを無視して、日本を貶める報道というのは、明治以来の日本人の西洋文明に対するコンプレックスを如実に表していると言えよう。
安倍首相の言うジャパンモデルが、なにを指しているのかは判然としないが、少なくとも日本の医療を自信をもって世界に発信していくことも重要なのではないかと思う今日この頃である。

2020年6月29日(月)


 
投稿:
現在、魚沼と新潟市を週一回行き来しておりますが、この時期の魚沼での楽しみの一つはホタルです。
小出の市街地からジョギングで行ける距離、あるいは車で五分圏内のところに、隠れたホタルのスポットがあります。
勿論、観光地のようなわけではないので、ホタルが乱舞するような状況とは違いますが、それでも、淡くほのかなホタルの光が、はかなげな美しさを放っています。
昨日も、二か所見てまいりましたが、涼しげにホタルが飛んでいました。そうかと思うと、急に猛スピードで飛んだり、点滅がせわしなくなったりと、見ていて飽きませんでした。
ホタルの光は、色々なものを削ぎ落した、シンプルな美であると思います。
翻って、人間界では、常に宗教や人種、主義主張で、小競り合いが繰り前されています。いたずらに情報があふれているために、その情報におぼれて、結果的に本来の人間のあるべき姿から逸脱したり、人間不信に陥ったりしているように思えてしまいます。
もっと、人間もシンプルに生きれば、より平和共存できるのではないかと思いながら、ホタルの光を目で追っていました。
今年は様々なことがあって、人々も疲弊し、心も荒みがちになっていることもあり、ホタルから、そんなことを考えてしまいました。


2020年6月25日(木)


 世界情勢とコロナ
投稿:長野央希
日本ではコロナの発生件数が減少、落ち着いてきたかのように見えておりますが、世界的には依然として、猛威を振るっております。
WHOの報告では、一日での発症者数が過去最多を更新したとのことです。
ひとたび、規制が緩和されると、なし崩し的に、緩和すべきでないことまで、緩んでしまうというのが人間社会の常ではありますが、気のゆるみも含めて、感染を拡大させている可能性があります。
高温で多湿の環境では、ウイルスの脅威が減ることも期待されておりましたが、パンデミックとなっている現状では、それも期待できないというのが専門家の大方の見方となっている模様です。
殊に米国の連日のデモ、集会は、一層感染を困難なレベルにしているといえましょう。米国政府はコロナ感染対応においても、人種の分断という問題においても、既にイニシアチブが取れていないように見える状況で、はたして、コロナ感染を終息に向かわせるような方策がとれるのか、甚だ疑問です。米国での感染は、少なくとも第二波ではなく、第一波が持続している状態といえます。この状況が遷延している間は、世界中に感染を波及させる恐れが高いと思われます。
新潟県でも一か月ぶりに感染者がおられたようですが、報道によるとやはり海外渡航歴がある方のようです。
米国をはじめとした世界情勢を鑑みると、当面海外との往来は今もなお控えるべき段階であろうと考えられます。
日本では、コロナに感染したとしても、大半は軽症とはいえ、一部では重症化するケースがあることも間違いなく、君子危うきに近寄らないスタンスが重要と言えると思います。


2020年6月22日(月)


 北別府さん 頑張ってください
投稿:長野央希
私は広島東洋カープのファンですが、6/19にようやく2020年度のプロ野球が開幕する予定で、わくわくしてきているところです。
ただし、今年は広島の話題としては、もっと大切なことがあります。
北別府さんが成人T細胞白血病で現在、末梢血幹細胞移植を受けて、闘病中であることです。
私は血液内科診療に携わってきただけに、マスコミで報道されるような血液疾患に対して、注意を払ってはいましたが、元広島の往年のエースの件となれば、より敏感になりました。
ブログを見ていると、息子さんからの末梢血幹細胞を移植して、副作用などで難儀をされているようです。
北別府さんといえば、投手王国と呼ばれた広島の絶対的なエースともいえる方でした。大野、川口、金石など、ストッパーで津田、野手でも高橋慶彦、山崎、長内、重鎮として山本、衣笠などなど今でもわくわくするようなメンツがそろっていたころのエースでした。
それだけ鍛え上げた肉体でも、血液疾患に対する抗がん剤治療や骨髄移植治療はつらいものであることは間違いないと思われます。
自分も、血液疾患での化学療法など行うたびに、治療の副作用や合併症で苦しむ患者さんの姿を診て、時には心苦しい思いもしてきました。そんな中で、病気が寛解、あるいは治癒に至るような患者さんの姿を見て、心から喜び合えたものです。
北別府さんも、長い闘病生活とはなろうと思いますが、一刻も早くお元気になられることを切に願います。
山本浩二さんも闘病生活をされておられるようですが、頑張って克服していただきたいと思います。
二人のためにも、今年はカープが優勝してもらいたいと期待しております。


2020年6月17日(水)


 新型コロナ
投稿:長野央希
昨日、一昨日と都内での新型コロナ陽性者数が50人近くと増加しております。これは、いわゆる「夜の街」で働く人の集団検査の影響もあろうと思われます。
一方で、米国では人種差別への反対デモが全国に広がっており、これによってコロナの感染が再度燃え上がりはしないかと懸念せざるを得ない状況です。また、北京でも再度感染者が増加に転じております。
短期間ながら、コロナ診療に携わったものとして、新型コロナは大半が軽症であるか、無症状であるため、(少なくとも日本では)不必要にパニックになるべきではないと考えます。ただ、高齢者、癌のある方、若くても男性、肥満、糖尿、喫煙(肺気腫)などの条件がそろうと、一定の割合で重症化する印象を受けましたので、決して油断していいものでもないと言えます。
無症状のコロナ陽性者から、このような重症化の危険をはらむ人たちに感染が拡大する可能性を常に考えておく必要があると考えられます。
新潟は幸い大きな流行に見舞われずにここまで来ておりますが、これだけのグローバル社会では、第二波の流行も対岸の火事と受け流すわけにもいきません。我々、医療者は行政とも連携をとって、第二波への対策を練っていく必要があると改めて感じております。

2020年6月16日(火)


 サルコペニア予防
投稿:
当院の近くにあるスポーツセンターも、コロナの影響で、一時休業されておりましたが、ようやくジムも含めて再開されております。拝見しますと、多くの中高年の方々が様々な運動にいそしんでおられます。非常に良いことだと思います。
昨今は、筋肉量の減少からくる身体機能の低下(サルコペニア)が話題になっており、その予防のために適度な運動、適切な食事が極めて重要と言えます。
これまでは医療といえば、病気を治すことに主眼が置かれておりましたが、これからはいかに病気にならないようにするか、あるいは大病になるのを未然に防ぐかという予防の医療がより大切になってくると考えます。
そういうことも、患者さんとともに考えていきたいと思っております。
尚、これからの季節、運動中の脱水、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

2020年6月13日(土)

 ブログを始めました。
投稿:長野央希
急激に真夏のような天候になってきている今日この頃。
全国的にも、ようやく新型コロナ感染が収束に向かいつつあるのかと期待する日々です。幸いに、新潟県は大きな流行のうねりにもまれることなく、本日に至っております。
私は、4月末から5月いっぱい、北埼玉の病院で新型コロナ診療のお手伝いをしてまいりました。関東もひとくくりにはできず、埼玉も大宮や川口など南部と、熊谷などの北部では、大分感染者数も異なっておりました。マスコミ報道で、コロナの恐ろしさ、悲惨さが盛んに取り上げられておりましたが、確かに重症化した場合は厳しい経過をたどりえますが、多くの場合は、軽症であったり、無症候性であったりします。
この疾患に関しては分からないことが多い点や、治療法が確立されていない点で、人々の恐怖が増幅していってしまいました。このこと自体は、ある程度やむを得ないことではありますが、過剰にマスコミが恐怖をあおった感が否めません。
手洗いをする、外出時にはマスクを着用する(自分の感染予防というよりは、自分が感染していた場合に周囲に感染を広げない意味でも)など基本的な注意をしつつ、正確な情報のもとに、適切に怖がりながらも、節度を守って生活を楽しむことが重要と感じました。
我々医療者も、マスコミも、いかに正確な情報を、皆さんにお伝えできるかが大切であり、それこそが本来のインフォームドコンセントのあるべき姿なのかもしれないと、改めて考えさせられております。

毎日とはいかないと思いますが、思うことがあれば、ブログを更新させていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。

2020年6月10日(水)



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