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 オミクロン株
投稿:長野央希
南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株Ο(オミクロン)株の報告があり、早くも日本でもナミビアからの入国者での感染が確認されたとの報道がありました。
南アフリカでは11/18頃から新型コロナ感染者数が急増してい行った模様ですから、二週間程度で、極東の日本にまで感染が拡大しつつあるというのは、確かに感染伝播速度としては速いと言えそうです。
ただ、基本的にウイルス側の立場では、自分たちの種の保存のため、いわゆる生き残り戦略の一環として、常に変異を繰り返していくのは当然であり、日々刻々と変異株が出現するのは当たり前なのではありますし、これからも変異を繰り返していくことも間違いのない事実であると言えます。
変異自体が、即座に人間にとって不利益になるというわけでもありません。仮に感染性が高まったとしても、重症化しやすくなるわけではありません。
報告を見ていると、今回のΟ株感染での症状は、頭痛や筋肉痛が主体で、呼吸器症状はそこまででもないような印象を受けますから、症状のみで言えば、季節性インフルエンザを想起させるものがあります。ただし、この件に関しても、もう少し症例数が増えてこないと確たることは言えないでしょう。
重症化率も、しばらく動向を注視していく必要があります。
Ο株に対しては、カクテル抗体療法の効果が弱いのではないかというような報道もありますが、それに関しても、正確な発表が待たれます。
ワクチンに関しては、例えばファイザー社は、二週間以内にワクチンの有効性に関しての報告をすると言っておりますので、その発表を待たねばなりません。
すなわち、現段階では、このΟ株は依然として、どういう性質なのかが正確には分かっていないのです。孫子の兵法の如く「己を知り、彼を知らば百戦危うからず」の通り、今は、敵であるΟ株がどういうものなのかをしっかりと分析する段階であると言えましょう。
相手が、どんなものかわからない状況で、むやみにパニックになることこそ、慎むべきことであります。一方で、政府が外国からの入国禁止政策をとっていることはやむを得ないとは思います。相手がどんなものか判然としない段階では、リスクマネージメントにおいては、最悪の事態を考えて対策を講じる必要があるからです。
いずれにしろ、現段階では、人々がデマに踊らされないこと、不要な差別などの愚行に走らないこと、冷静でいること、そして最も大事なのが正確な情報入手を心がけ、適切に恐れるべきことは恐れ、恐れるに足らないことには過剰に反応しないことを心がけていただきたいと思います。

2021年12月1日(水)

 外交的ボイコット
投稿:長野央希
北京開催の冬季オリンピックが間近となり、欧米の幾つかの国々が、ウイグルでの人権侵害を問題視して、外交的ボイコットを行う可能性を示唆しております。
しかし、何故今頃という感が否めません。そもそも、ウイグルでの問題は10年以上に及ぶ問題であったはずですし、殊に習近平体制となってから、民族浄化的政策が拍車をかけ、情勢の悪化に歯止めがきかなくなっていましたから、本来であれば、大分前から、世界各国が問題視して、中国政府に対して、強い姿勢で臨むべきであったはずなのです。
ほんの最近まで、西欧では中国の唱える一帯一路政策に乗っかろうとさえしていました。そういうこともあり、中国との関係を重視しすぎるあまりに、中国政府の機嫌を損ねないように配慮してきたように思われます。その結果が、ウイグルの悲惨な現状を助長してきたように思えてなりません。最近になり、一帯一路が、結局は中国にとってばかり都合が良いようなシステムであることを認識して、一気に中国への熱が冷めたという風にも取れます。そうして、可愛さ余って憎さ百倍という感じで、中国を攻撃することを考え、最も攻撃しやすいのが人権問題であるために、ここぞとばかりにウイグル問題を取り上げているように見えてしまいます。あくまで、外交的なカードの一つでしかないのでしょう。そもそも、白人諸国が植民地政策で、どれだけのひどい人権侵害を行ってきたかという歴史を見れば、彼らの人権的発言が、ときに白々しく見えてしまったり、極めて偽善的に聞こえてしまったりするのも事実です。ただ、かつての自分たちの愚行を反省して、改めようとしている姿勢は評価しなくてはならないとは思いますが。
そんな状況で、オリンピックへの外交的ボイコットというのが、どこまで有効な手立てなのかという疑問があります。確かに、中国という国は体面を気にする国ではありますので、参加国の首脳が、五輪の開閉会式に参加しないとなると、顔に泥を塗られたような気分になるという意味では、一定の効果はあるかもしれませんが、実質的には五輪への選手の派遣自体を中止して、結果的に五輪観戦のための集客が望めないというような状態にならない限り、あるいはスポンサーが軒並み五輪への支援を打ち切るというような経済的なダメージを負わせない限りは、中国にとってはさほどの痛手にはならないのではないかと危惧してしまいます。
日本が北京五輪に対して、どうかかわるかは、今後の政府の指針を注視していく必要がありますが、ウイグル問題を含め、尖閣問題や、南シナ海での問題など、様々な問題に対して、一貫した毅然とした態度をとるべきではあると思います。
一方で、ウイグル人は敬虔なイスラームでありますから、彼らの現在の苦境に対して、同じイスラームの信者たちが本来であれば、立ち上がらなくてはならないはずなのです。こういう状況でこそ、ジハードというものがなされるべきなのではないかと思います。中国に対抗する手立てがないということと、中国とうまく付き合っている方がうまみがあるということから、なかなかイスラームの中で、ウイグルを救おうという大きな動きにはつながっていっていないのが、とても残念に思えてなりません。
こうしてみると、ウイグルという深刻な問題は、結局は外交的な問題の中で、数多くある問題の一つでしかないというとらえ方をされているように見えます。
しかし、中国が行っているのは、ナチスが行ったホロコーストにも匹敵するような所業かもしれないのです。
各国政府が強い働きかけが出来ない状況で、世界の企業がウイグル産の綿花に対して不買運動を行っているのは中国に些少ながらダメージを与えられるでしょうし、そういう地道な努力を続けることで、中国政府に痛みを感じさせる必要があると思います。中国という国は経済的に好調だからこそ、現体制が強く国民に支持されているのであって、もし、経済的に不調に陥れば、国民の政府に対する支持が一気に失われる可能性があります。
また、ウイグルやチベットへの弾圧が高じれば、結局最終的には中国国民全体に対しての言論統制が強まることにつながるでしょうから、中国国民もウイグル問題を対岸の火事ととらえずに、明日は我が身になりえるという危機感を持っておく必要があるはずです。
現在、我々が行えることは、中国政府に対して経済的な圧力をかけることで、少なくともウイグル問題を今のまま続ければ、自分達にとって不利益になると理解させることなのだと思います。
いずれにしても、ウイグルやチベットや、中国国内の少数民族の方々が、少しでも早く、自分たちの自由を謳歌できる時代になることを強く願います。


2021年11月29日(月)

 業務連絡
投稿:長野 央希
インフルエンザワクチンに関してですが、追加発注できた分も、予約がいっぱいとなってしまいましたので、予約受付を終了させていただきました。
申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

2021年11月22日(月)

 業務連絡
投稿:長野 央希
インフルエンザワクチンに関してですが、供給量の不足で、多くの方に御迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
12月に入り、若干量のワクチン追加購入ができる見込みとなりましたので、12月に入ってからのワクチン接種でもよろしければ、御予約を受付いたします。宜しくお願い致します。

2021年11月17日(水)

 ボクシング
投稿:長野 央希
私はボクシングが好きで、テレビ中継があると見てしまうような子供時代を経て、今に至っております。私の子供のころくらいから、ボクシングやプロレスのテレビ中継の頻度が減少していき、ボクシングでは注目度の高いような世界戦くらいしか放映されなくなっていきました。そんな中で、私が高校三年の頃、高校の寮を出て、横浜の港北区にある学生ハイツで生活しておりました時に、深夜に放映されていた竹原慎二さんのミドル級世界戦を見て、大興奮したのを思い出します。世界王者となって、インタビューで自分のことを「広島の粗大ごみ」と発言したのを聞き、涙が止まりませんでした。その時の新聞の切り抜きを貼ったノートを今でも持っております。同じ頃、東洋太平洋王者として活躍していた畑山さんも応援していましたが、その後にスーパーフェザー級の世界王者となり、その時も大変興奮しました。
大学に入ってから、なかなかボクシングのテレビ中継を見る時間が無くなっていっていきましたが、長谷川、内山、山中など長期にわたって王者を防衛した名チャンプが沢山出てきました。どんな素晴らしい王者も年齢には勝てず、最終的に王者陥落の際の痛々しさや辛さは、胸を打ちます。

現在は、井上尚弥選手という不世出な素晴らしい世界チャンプが君臨しておりますし、五輪金メダリストで世界チャンプの村田選手も頑張っております。この年末にゴロフキンとの統一戦が決まりました。非常に強い相手ではありますが、良い試合を期待しております。
今でこそ、日本人の素晴らしい世界王者が沢山輩出されております。一方で、ボクシングの歴史を振り返ると、1952年に28歳で白井義男さんが世界王者を獲ったのが、日本人として初めてでした。当時としては、大分遅咲きの年齢であったのだろうと思います。というのも、白井さんは20代前半を海軍に召集され、かなり過酷な環境で働いていたからであります。その時の肉体的酷使から、戦後、ボクシングの引退も余儀なくされかかっているところで、米国人のDr.アルビン・カーンと出会い、米国的な栄養価の高い食事と科学的トレーニングによって再起し、結果的に世界王者へと駆け上がっていきました。太平洋戦争での敗戦で、自信を失い、打ちひしがれていた日本人に与えた希望の光という意味では、これまでの、どの王者も真似できないような偉大な事業だったろうと思います。当時の栄養状態の芳しくない状況から、白井さんも含めて、成長期に十分な栄養を採れなかったことで、日本人のスポーツ選手の選手生命は軒並み短かったと言えます。
私が子供の頃の野球選手も30前半で引退する人が多かったように記憶しております。栄養状態の問題、トレーニング内容の問題などの要素はありましょうが、確実に現在の日本人スポーツ選手は恵まれた環境で生活できているのは間違いないでしょう。それが選手生命にも、パフォーマンスの向上にもつながっているでしょう。
よく考えてみると、日本は世界的にも、最も飽食な環境にあると言えます。しかし、そんな贅沢な環境にある国の人というのは多くはありません。栄養をしっかり採れるような幼少期を過ごしていれば、世界王者にもなれるような逸材が世界中にはたくさんいるのかもしれないにもかかわらず、日の目を見ることもなく、月日を重ねていってしまうような悲劇がどれほどあるのでしょうか?
スポーツ大国というのは、多くの場合、世界的に見れば、経済的に恵まれた国であることが多いです。経済的に余裕がなければ、スポーツに勤しむこともかなわないからでしょう。もっとも、サッカー等の一部のスポーツの様に発展途上国でも、先進国のスカウトの目に留まれば、素晴らしい環境でトレーニングを行い、世界のトップアスリートになる場合もありますが。
ただ、平和で衣食住に悩まない環境の方が、明らかにスポーツのすそ野が広がるのは間違いありません。
日本での飲食店で、多量の注文をして、食べきれずに、多くの食材が残されているような、目を覆いたくなるような現実を見て、あれこれ考えてしまいました。

2021年11月12日(金)

 総選挙
投稿:長野 央希
先週に行われた衆院総選挙は、結果的には自民、公明の与党の勝利という形で終わりました。選挙直前には菅首相から岸田首相への移行があったりと、バタついている状況で、しばしば自民党への批判も強まっている中、ふたを開けたら、野党連合の大敗というような結果でした。
与党に対して様々な不平、不満は渦巻いております。新型コロナ一つとっても、政府は無為無策の様に見えてしまうような瞬間もありました。ただ、確かに、欧米含めた日本以外の世界と比較すると、はるかに感染者数や死者数が少なく済んでいるのは事実であります。この件は、コロナが終息した段階で、検証されるべきことではあります。日本人の手洗い、マスク着用、入浴するなどの生活習慣が関与しているのか、あるいは人種間での感染のしやすさ、重症化しやすさの差があるのか等に関しては、今後冷静な分析がなされる必要はあります。ただ、現段階までを見ると、日本は他の各国と比べて、甚大な感染爆発が起きなかったことについては、もしかすると、政府の方針に一定の評価をするべきなのかもしれないと思われます。
一方で、東日本大震災当時の与党であった民主党、社民党の対応の拙さや、常に後手後手に回る様を見ていると、非常時に国家運営をゆだねられるような頼もしさが感じられなかったことも、今回の野党敗北の一因かもしれません。また、従来は彼ら野党は、素晴らしい政治理念を掲げてきましたが、与党時代に、その思想を実現できなかったことも、信頼を失わせる結果につながったものと思われます。高尚な理念を掲げることは良いのですが、実現不可能ならば、単なる「綺麗事」にすぎないのです。政治はきれいごとを並べるだけでは駄目なのです。ミャンマーのスーチー女史はそれまで人権運動を展開し、ノーベル賞まで受賞しておりますが、いざ政権運営を担う側になると、ロヒンギャの問題など自己の人権思想を国家経営に十分活かしきれませんでした。軍の問題、人種の問題、既得権益の問題など複雑な国家情勢を加味して、高い政治理念をどう実現できるかこそ、高度な政治的スキルを有していなければ困難なのだと思いますが、それを実行できるのは、成熟した政治家集団でなければ、不可能なのだと思います。勿論、現在の日本の与党が、その期待に応えているとも言えないような気もしますが・・・
また、野党が共産党も含めて連合を組んで選挙戦を戦ったことも、信頼を失うことにつながった可能性が考えられます。信念やポリシーがあればこそ、各政党の存在意義を示せるのだと思いますが、野党がそういった大きな垣根を取り払って、選挙協力をした場合に、その政党としての核となるものが失われてしまっているような感覚を受けてしまい、逆効果になった可能性はあると思います。(自民党と公明党の連合はどうなんだろうという疑問もないわけではありませんが))
いずれにしろ、今回の選挙結果を受けて、当面は自民、公明両党による政権運営が継続されます。引き続きのコロナ対策及び、コロナによって大きなダメージを受けた日本経済の立て直し、対中、米国などの外交政策など、問題は山積しておりますが、どう対処していくのか、注視していく必要があると思います。

2021年11月8日(月)

 京王線事件
投稿:長野 央希
最近、電車内で若者による無差別殺傷事件が度々報じられます。
その若者達の言い分は、非常に似通っており、「死刑になるために」や逮捕されて、無期懲役になるように」などのもので、そういった身勝手な理由で犯行に及んでおります。
昨日は20時頃に京王線内で、刃物による刺傷、放火事件が起きております。
私は、都内で働いております時に、足掛け4年を京王線沿線に住んでおりました。二年間を上北沢、二年間を蘆花公園で暮らしていましたし、電車が停止した国領というところは、私がよく行っていた蔦屋がありましたので、けっこうなじみのある場所で、他人ごとではないようなショックを受けました。昨日の犯人は、バットマンに出てくる悪役のジョーカーに扮した姿で、凶行に及んでおります。ちょうど昨日はハロウィンということもあり、通常なら妙な格好で目立つ状況でも、特に違和感なく車内に溶け込めてしまったということも凶行を犯しやすくさせた一面はあろうと思われます。個人的に、キリスト教徒でもなければ、ハロウィンを祝うという習慣もないため、仮装してお祭り騒ぎするという気には毛頭なりませんし、なかなか大騒ぎしている若者たちの気持ちに感情移入は出来ないのですが(正直クリスマスも、キリスト教徒ではないので、祝う気になりませんが)、そういっていると、若者文化を理解しない頭の硬いおっさん扱いされかねないので、我関せずに見守っている次第です。ただ、今後、こういった世間を震撼させるような事件が起きてしまった以上、来年以降も、ハロウィンでの仮装を利用した、この手の犯行が繰り返される危険があることを肝に銘じておく必要があろうと思います。特に、劇場型の犯罪によって世間の注目を集めたいというような自己中心的な犯罪者にとって、仮装すること自体が、自己陶酔に至るナルシスティックな欲望を満たしやすくさせる恐れもあるように思えてなりません。仮装を取り締まることは出来ないですので、仮装している中で犯罪を企図している人物をどう選別できるか、何らかの対策を講じる必要はあろうと思います。
また、東海道新幹線内での無差別殺傷事件でも、小田急線の無差別傷害事件でも、密閉されたような空間で、誰もが思うように防御出来ない状態であることが浮き彫りになっています。このように閉ざされた、逃げ場が限定されてしまっているような空間で、もし刃物をもって暴れているような人物に直面した時に、どうやって身を守るか、各人が常々考えている必要のある時代なのかもしれんせん。悲しい話ではありますが、もはや公共の交通機関を利用するからには、自分や家族の身をどう守るか対策を練らねばならないのかもしれません。現実的に、飛行機の搭乗手続きのような、厳重なチェックが電車や新幹線ではできるはずもなく、鉄道会社や警察組織だけで、犯罪を抑止するには限界があります。となれば、自分の身は自分で守らざるを得ないという結論になり、同時に子供や高齢者などのいわゆる弱者が犠牲にならないように社会全体でどう対処するのが良いのかを検討していくことが求められていると思います。自分なりに考えているのは、登山の際のクマよけスプレーを犯人に噴霧するというものではあります。唐辛子成分入りのスプレーを顔に欠ければ、しばらくは犯人の動きを止めることは出来るかもしれません。(きっとスプレーメーカーは人に向けて噴霧しないように言うとは思いますが)

2021年11月1日(月)

 大口病院事件
投稿:長野央希
2016年に起きた神奈川県の大口病院での看護師による3名の入院患者殺害事件に関する裁判が行われております。検察側は死刑を求刑しており、被告も「死んで償いたい」と述べており、犯した罪状からも極刑は免れないのではないかと思われます。
一方で、弁護側は統合失調症による心神耗弱を理由に減刑を求めておりますが、社会的に衝撃を与えるような事件では、このように精神疾患を理由に減刑を図ろうとする構図がしばしば見受けられます。正直な感想として、毎度、こういった弁護側の姿勢に違和感を感じてしまいます。そもそも、今回の被告は統合失調症という診断が確かなのかもよく分かりません。また、仮に統合失調症であったとしても、弁護側の言い分から、一般の人達が統合失調症患者は危険な存在なのではというような偏見を植え付けてしまう恐れがあることを、弁護側はよく理解する必要があると思います。一人の被告を救わんがために、100人に1人はいると言われるような統合失調症の患者さんの多くを社会的な偏見にさらすという結果に導いてしまうことがとても残念に思えてなりません。
また、私も色々な病因で勤務してまいりましたので、多くの看護師と一緒に働いてきました。沢山の人がいれば、それぞれのキャラクターも千差万別であります。当然、一部には人間的に問題がある人もおります。それでも、多くの人は一生懸命に患者さんのためを考えて、働いている人が大勢を占めていると思います。医療職が経験不足で、実力がまだ十分備わっていないために、結果的に患者さんのためにならないような事態を招くこともないわけではありませんし、病棟の忙しさのために、ミスが生じてしまうことも、現実問題にはあります。ミスをしない人間はいないのですが、そういった完ぺきではない人間(完璧な人間などいないと思います)が働いている中で、いかにミスを最小限にとどめ、患者さんが不利益を被らないようにできるかを考えていく必要があります。
今回の大口病院に関して言えば、報道の情報が確かであれば、かなり院内の職場環境が芳しくなかったように思われます。
職場環境が悪ければ、一人一人の職員も気持ちよくは働けず、自分たちの実力も十分には発揮できないと言えます。むしろ、場合によってはミスが多発してしまう可能性も高まってしまうかもしれません。
加えて、適材適所での人材登用が出来ていれば、なおよい結果につながるとは思います。
一度にいくつもの情報や指示を受けて、そこから優先順位を導き出して、迅速に対応できる人は、急性期病棟や救急病棟向きと言えます。しかし、そういった人が、ある患者さんとじっくり腹を割ってじっくり話し合うことが得意とは限らず、そういった一人の人と時間をかけて面談できる能力がある人は慢性期病棟向けであったりするのだろうと思います。そういった性格は個々人で当然異なりますので、自分の得手不得手に見合った職場で働けていれば、その個人にとっても、組織にとっても、最終的には患者さんにとっても有益であると言えます。現在の日本で、そこまで人員も多くない状況では、なかなか適材適所で人員を配置することは難しいとは言えますが、人事に関与している人というのは、組織の根幹を預かるという意味でも極めて重要であると思います。

2021年10月25日(月)

 優勝争い真っ只中のプロ野球
投稿:長野 央希
今年もペナントレースが最終盤になっております。ここ何年もBクラスの常連で、最近は最下位争いを演じてきたヤクルトにマジックが点灯しております。阪神との優勝争いがどうなっていくかというところですが、やはり高津監督の手腕なのでしょうか。敵ながら、大したものだと評価しないわけにはいきません。また、パリーグもオリックス、ロッテによる優勝争いが続いております。両チームとも、やはりBクラスにいることの多いチームでしたが、中嶋、井口両監督という若い指導者がチームを再建していると言えましょう。
一方で、我が広島は、交流戦の惨憺たる成績もあり、Bクラスで苦しんできました。ここにきて6連勝したりと調子を上げております。流石に、巨人がこれから全敗でもしない限りは、クライマックスシリーズへの進出は現実的には厳しいでしょうが、何とか4位は死守してもらいたいと思います。
少なくとも、この終盤戦の戦いは、必ず来期につながると思いますので、特に若手は頑張ってもらいたいものです。実際に、林、宇草、小園らがスタメンを張るようになってから、明らかにチームのムードも良く、勢いが出ている感じがします。坂倉も素晴らしい働きをしておりますし、キャッチャーの中村はポジション的には、まだレギュラーになるには時間はかかるかもしれませんが、着実に成長しているようですから、若手選手達の成長はとても楽しみです。
今年に関しては、交流戦の頃に、主力選手が何人も新型コロナに感染したりして、戦線離脱したりという不運もありましたし、オリンピックがあったりということで変則的なシーズンであったこともありました。しかし、このオリンピックでは森下、栗林の若い両投手が躍動、大活躍してくれました。鈴木も不調にあえぎつつも、大事な米国戦では活躍して見せましたし、菊池も守備での貢献は大きかったと言えます。広島から選出された選手たちが活躍して、かつ金メダルを獲得したことは大変喜ばしく思えました。
対して、ペナントレースでは、なかなか投打がかみ合わなかったりということで、ファンからすればもどかしく、フラストレーションがたまる日々でありました。
来期以降は、広島のお家芸ともいえるような足を使った野球を展開してもらいたいと思います。打撃はどうしても好不調の波が出ます。しかし、走塁に関しては、怪我でもない限りは、打撃以上の確実性が期待できると思いますし、相手への大きなプレッシャーにもなり、相手投手が打者への集中力を欠く結果、打者にとっても有利になる可能性があると思われます。とにかく、今のカープは足を使わなさすぎるように思えてなりません。
また、もう少し左腕投手が活躍してほしいという気持ちがあります。ここにきて床田、高橋が成績を出しつつありますが、まだまだです。広島では、それこそ江夏、大野、川口を筆頭に左のエースや、チームの大黒柱がおりました。三連覇していた時では、ジョンソンがとても頼もしかったのは記憶に新しいところです。左腕投手の台頭を望んでいたところ、今年のドラフトでは即戦力でも、じっくり育成することを目指した形でも、サウスポー投手を多くとってくれました。何とか来年、頑張ってほしいと強く願います。
来年こそはリーグ優勝と、日本一をお願いします。

また、三連覇した時に頑張ってくれた今村、中村両投手をはじめ、6名が広島を契約更新しないことが決まりました。過去に活躍していても、ここ数年で実績がなければ、やめさせられてしまうのは、やはりプロの定めではありますが、何か寂しいものも感じます。どうか、今後の人生が幸の多いものとなるように願います。そして、これまで有難うございました。お疲れ様でした。


2021年10月15日(金)

 中国のこと(6)
投稿:長野央希
現在行われているウイグルでの惨状に関しては、中国政府は全面的に否定し、人権侵害として非難する欧米諸国に対しては内政干渉であると非難しております。ウイグルは敬虔なイスラームの信徒でありますが、本来であれば、これほどイスラーム教徒が弾圧を受けていれば、その他のイスラーム信者がジハードとして立ち上がるべきであるにもかかわらず、そうはなっていません。やはり中国の国力や武力を考えて、なかなかイスラームの側も手をこまねいているほかないというのが実情なのかもしれません。
では、中国の軍事力とはどうなのかを冷静に分析する必要があります。
確かに人民解放軍の兵士の数は膨大であり、最新鋭の兵器の購入、開発にも力を入れています。海軍においては新しく空母を建造していたりと、米国への対抗意識を鮮明に打ち出しているように見受けられます。ですが、現代の情勢で、はたして巨大な軍艦や空母を建設することがどれほど意義のあることなのかを考える必要があります。太平洋戦争の段階で、既に巨大軍艦の存在意義自体に疑問が投げかけられておりました。実際に有力な航空戦力や潜水艦によって当時世界最高の軍艦であった大和も武蔵も、その他の多くの艦船が撃沈されました。大和、武蔵に至っては、ほとんど戦果らしいものを挙げることがありませんでした。(個人的には戦艦金剛が最も好きです)
現在に至っても、有力な航空戦力、潜水戦力の前では、それを防備するような対策がなければ、巨大艦船は単なる大きな標的でしかなくなってしまいます。全裸の人間が、スズメバチの群れの前では無力なようなものです。
ドローンは、そもそも軍艦に比べれば、著しく経費のかからない武力と言えますが、場合によっては、こういったドローンの進歩によって、軍艦が沈められる可能性もあり得るのではないかと思えます。
更に、人民解放軍の海軍は、実戦経験があるのかどうかという疑問があります。下手をすれば、中国の海軍の実戦は、日清戦争までさかのぼるのではないかと思えるほどです。実戦経験の裏付けのない兵力は、いざというときには、まともに機能しない可能性もはらんでいるのではないかと思えます。
要は、軍備を拡張している中国のそれは、張子の虎である可能性もあり得るのではないでしょうか?
勿論、戦争を推奨する気は毛頭ありませんが、少なくとも、中国が軍事をちらつかせて、周囲を威圧する場合に、冷静かつ毅然とした態度を取り続けるべきなのだと思います。自国だけでは国防に不安があるというのであれば、東南アジアやオセアニア諸国、インドや米国と連携をして、中国の包囲網を敷けばいいのです。太平洋戦争当時、日本は周囲を包囲され、ドイツ、イタリアという遠方でとても助け合えないような国と同盟を組むという愚策を行い敗戦に至りました。どんなに調子のよい大国と言えども、自国のみで世界と渡り合うことは不可能なのです。
それと同時に、中国という国は、プライド高い国でありますので、彼らにとっては自分のメンツをつぶされることが最も不快かつ恐れていることと言えましょう。ですので、彼らが行っていることが正しくないのであれば、彼らの自己愛的なメンツをつぶすことが、外交的に意義深いと思えます。彼らにとってはメンツこそが、信頼を得る要因と考えていますので、メンツがつぶれれば、周囲からの信頼も失います。結果的に一帯一路政策にも支障が出てくるでしょう。
今、我々が平和的に行えることは、中国に対しては、自分が世界の中心ではないこと、所詮は自国は世界の中の一つの国でしかないことを理解させて、肥大する一方の自己愛に歯止めをかけることなのだと思います。

2021年10月8日(金)

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 訪問診療
投稿:長野央希
魚沼地域で、月一回ながら、訪問診療に携わらせていただくことになりました。患者さんの疾患や状況もさることながら、それぞれの家庭の状況なども千差万別であり、そのため、それぞれのケースで求められる医療も異なり、提供する医療サービスも、それに応じて変化するという意味で、非常にオーダーメイド的といえると思います。
勿論、在宅で行える治療は限られており、いわゆる最先端医療を行うような意味でのオーダーメイド治療とは異なります。
それでも患者さんや御家族の状況によって、そのニーズに丁寧に対応する必要があり、究極のオーダーメイドともいえるかもしれません。
患者さんが、住み慣れた場所で、少しでも長く過ごしていただけるように、医療者は努力する必要があることを、改めて認識させていただきました。
当院でも、徐々に訪問診療などを行っていきたいと考えておりますので、宜しくお願い致します。


2020年7月3日(金)


 日本の医療
投稿:長野央希
自粛解除後、都内では昨日も60人の感染者が判明している。
また、米国では、さらに膨大な感染者数に上ってきている。
米国での陽性者の中での重症者の占める割合がどうなっているのか、どうなっていくのかが注意すべき点ではあるが、少なくとも、3〜4月の頃の状況のような医療崩壊の危機のような状況にはなりにくいのではないかと考えている。今回の新型コロナによる重症化に至る機転が、より分かってきているためである。キーワードはサイトカインストームとDICということになろう。
重症になりやすいタイプの人の傾向もわかるようになっており、そういった方々で重症化しそうな兆候を早めにとらえられることで、DIC治療を早期に行ったり、適切な免疫抑制療法を行い、重症化の芽を摘むことがしやすくなってきていると思われる。
一方で、WHOやCDCは、当初新型コロナに対してのステロイド治療は推奨されないという論調であったが、ここにきてデキサメタゾンは死亡率を低下させるというような報告も出てきており、どちらが正しい見解なのかという問題もある。自分も、短期間ながら、新型コロナ治療にあたってきたため、確実に新型コロナの肺炎でステロイドが一定以上の効果を有していると実感しており、相当数の臨床医は、経験的にステロイドの有効性を把握しているはずである。(勿論、安易にステロイドなどの免疫抑制治療を行うべきではないし、コロナに細菌性肺炎が合併しているような場合では、当然ステロイドは控えるべき状況にもなるが)
そして、実際のところ、WHOが推奨していなかろうが、必要に応じ、ステロイドを使ってきていたと考えられる。
しばしば、日本のマスコミは欧米の医療をほめ、日本の医療に問題があるような報道をされているが、2009年の新型インフルエンザの時も然りであったように、毎年、米国ではインフルエンザで1万人を超えるような死者が出るのである。要するに、ごく一部の、高額な保険を支払っている富裕層が、超一流で最先端の医療を受けられるものの、多くの国民は、さして褒められた医療すら受けられていないという現実があるのである。
国民皆保険の日本では、おしなべて、平均的でそれなりに良質の医療を受けられていることを無視して、日本を貶める報道というのは、明治以来の日本人の西洋文明に対するコンプレックスを如実に表していると言えよう。
安倍首相の言うジャパンモデルが、なにを指しているのかは判然としないが、少なくとも日本の医療を自信をもって世界に発信していくことも重要なのではないかと思う今日この頃である。

2020年6月29日(月)


 
投稿:
現在、魚沼と新潟市を週一回行き来しておりますが、この時期の魚沼での楽しみの一つはホタルです。
小出の市街地からジョギングで行ける距離、あるいは車で五分圏内のところに、隠れたホタルのスポットがあります。
勿論、観光地のようなわけではないので、ホタルが乱舞するような状況とは違いますが、それでも、淡くほのかなホタルの光が、はかなげな美しさを放っています。
昨日も、二か所見てまいりましたが、涼しげにホタルが飛んでいました。そうかと思うと、急に猛スピードで飛んだり、点滅がせわしなくなったりと、見ていて飽きませんでした。
ホタルの光は、色々なものを削ぎ落した、シンプルな美であると思います。
翻って、人間界では、常に宗教や人種、主義主張で、小競り合いが繰り前されています。いたずらに情報があふれているために、その情報におぼれて、結果的に本来の人間のあるべき姿から逸脱したり、人間不信に陥ったりしているように思えてしまいます。
もっと、人間もシンプルに生きれば、より平和共存できるのではないかと思いながら、ホタルの光を目で追っていました。
今年は様々なことがあって、人々も疲弊し、心も荒みがちになっていることもあり、ホタルから、そんなことを考えてしまいました。


2020年6月25日(木)


 世界情勢とコロナ
投稿:長野央希
日本ではコロナの発生件数が減少、落ち着いてきたかのように見えておりますが、世界的には依然として、猛威を振るっております。
WHOの報告では、一日での発症者数が過去最多を更新したとのことです。
ひとたび、規制が緩和されると、なし崩し的に、緩和すべきでないことまで、緩んでしまうというのが人間社会の常ではありますが、気のゆるみも含めて、感染を拡大させている可能性があります。
高温で多湿の環境では、ウイルスの脅威が減ることも期待されておりましたが、パンデミックとなっている現状では、それも期待できないというのが専門家の大方の見方となっている模様です。
殊に米国の連日のデモ、集会は、一層感染を困難なレベルにしているといえましょう。米国政府はコロナ感染対応においても、人種の分断という問題においても、既にイニシアチブが取れていないように見える状況で、はたして、コロナ感染を終息に向かわせるような方策がとれるのか、甚だ疑問です。米国での感染は、少なくとも第二波ではなく、第一波が持続している状態といえます。この状況が遷延している間は、世界中に感染を波及させる恐れが高いと思われます。
新潟県でも一か月ぶりに感染者がおられたようですが、報道によるとやはり海外渡航歴がある方のようです。
米国をはじめとした世界情勢を鑑みると、当面海外との往来は今もなお控えるべき段階であろうと考えられます。
日本では、コロナに感染したとしても、大半は軽症とはいえ、一部では重症化するケースがあることも間違いなく、君子危うきに近寄らないスタンスが重要と言えると思います。


2020年6月22日(月)


 北別府さん 頑張ってください
投稿:長野央希
私は広島東洋カープのファンですが、6/19にようやく2020年度のプロ野球が開幕する予定で、わくわくしてきているところです。
ただし、今年は広島の話題としては、もっと大切なことがあります。
北別府さんが成人T細胞白血病で現在、末梢血幹細胞移植を受けて、闘病中であることです。
私は血液内科診療に携わってきただけに、マスコミで報道されるような血液疾患に対して、注意を払ってはいましたが、元広島の往年のエースの件となれば、より敏感になりました。
ブログを見ていると、息子さんからの末梢血幹細胞を移植して、副作用などで難儀をされているようです。
北別府さんといえば、投手王国と呼ばれた広島の絶対的なエースともいえる方でした。大野、川口、金石など、ストッパーで津田、野手でも高橋慶彦、山崎、長内、重鎮として山本、衣笠などなど今でもわくわくするようなメンツがそろっていたころのエースでした。
それだけ鍛え上げた肉体でも、血液疾患に対する抗がん剤治療や骨髄移植治療はつらいものであることは間違いないと思われます。
自分も、血液疾患での化学療法など行うたびに、治療の副作用や合併症で苦しむ患者さんの姿を診て、時には心苦しい思いもしてきました。そんな中で、病気が寛解、あるいは治癒に至るような患者さんの姿を見て、心から喜び合えたものです。
北別府さんも、長い闘病生活とはなろうと思いますが、一刻も早くお元気になられることを切に願います。
山本浩二さんも闘病生活をされておられるようですが、頑張って克服していただきたいと思います。
二人のためにも、今年はカープが優勝してもらいたいと期待しております。


2020年6月17日(水)


 新型コロナ
投稿:長野央希
昨日、一昨日と都内での新型コロナ陽性者数が50人近くと増加しております。これは、いわゆる「夜の街」で働く人の集団検査の影響もあろうと思われます。
一方で、米国では人種差別への反対デモが全国に広がっており、これによってコロナの感染が再度燃え上がりはしないかと懸念せざるを得ない状況です。また、北京でも再度感染者が増加に転じております。
短期間ながら、コロナ診療に携わったものとして、新型コロナは大半が軽症であるか、無症状であるため、(少なくとも日本では)不必要にパニックになるべきではないと考えます。ただ、高齢者、癌のある方、若くても男性、肥満、糖尿、喫煙(肺気腫)などの条件がそろうと、一定の割合で重症化する印象を受けましたので、決して油断していいものでもないと言えます。
無症状のコロナ陽性者から、このような重症化の危険をはらむ人たちに感染が拡大する可能性を常に考えておく必要があると考えられます。
新潟は幸い大きな流行に見舞われずにここまで来ておりますが、これだけのグローバル社会では、第二波の流行も対岸の火事と受け流すわけにもいきません。我々、医療者は行政とも連携をとって、第二波への対策を練っていく必要があると改めて感じております。

2020年6月16日(火)


 サルコペニア予防
投稿:
当院の近くにあるスポーツセンターも、コロナの影響で、一時休業されておりましたが、ようやくジムも含めて再開されております。拝見しますと、多くの中高年の方々が様々な運動にいそしんでおられます。非常に良いことだと思います。
昨今は、筋肉量の減少からくる身体機能の低下(サルコペニア)が話題になっており、その予防のために適度な運動、適切な食事が極めて重要と言えます。
これまでは医療といえば、病気を治すことに主眼が置かれておりましたが、これからはいかに病気にならないようにするか、あるいは大病になるのを未然に防ぐかという予防の医療がより大切になってくると考えます。
そういうことも、患者さんとともに考えていきたいと思っております。
尚、これからの季節、運動中の脱水、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

2020年6月13日(土)

 ブログを始めました。
投稿:長野央希
急激に真夏のような天候になってきている今日この頃。
全国的にも、ようやく新型コロナ感染が収束に向かいつつあるのかと期待する日々です。幸いに、新潟県は大きな流行のうねりにもまれることなく、本日に至っております。
私は、4月末から5月いっぱい、北埼玉の病院で新型コロナ診療のお手伝いをしてまいりました。関東もひとくくりにはできず、埼玉も大宮や川口など南部と、熊谷などの北部では、大分感染者数も異なっておりました。マスコミ報道で、コロナの恐ろしさ、悲惨さが盛んに取り上げられておりましたが、確かに重症化した場合は厳しい経過をたどりえますが、多くの場合は、軽症であったり、無症候性であったりします。
この疾患に関しては分からないことが多い点や、治療法が確立されていない点で、人々の恐怖が増幅していってしまいました。このこと自体は、ある程度やむを得ないことではありますが、過剰にマスコミが恐怖をあおった感が否めません。
手洗いをする、外出時にはマスクを着用する(自分の感染予防というよりは、自分が感染していた場合に周囲に感染を広げない意味でも)など基本的な注意をしつつ、正確な情報のもとに、適切に怖がりながらも、節度を守って生活を楽しむことが重要と感じました。
我々医療者も、マスコミも、いかに正確な情報を、皆さんにお伝えできるかが大切であり、それこそが本来のインフォームドコンセントのあるべき姿なのかもしれないと、改めて考えさせられております。

毎日とはいかないと思いますが、思うことがあれば、ブログを更新させていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。

2020年6月10日(水)



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