コロナ第三波 |
投稿:長野央希 |
都内ではコロナ第三波との報道がありました。私の先輩で札幌で働いているかつての同僚の話では、道内だと第四波が到来しているという判断だそうです。そのような中、これまで魚沼地域では、陽性者が0であった状況から、一転して南魚沼警察署で新潟県内ではこれまでで最大のクラスターを認め、17人(11/12時点)の陽性者が出ました。魚沼市でも一人陽性者がでたとのことです。この度のケースでは若い方が主体ということで、症状としては軽微で済む可能性が高いであろうと予想されますが、より心配なのが、風評被害や差別の問題であろうと思います。 魚沼地域ではとにかく「感染者第一号にはなりたくない」という意識が高いため、魚沼初の陽性者に対して、心無い対応をくれぐれも取らないでほしいと願うばかりです。 そもそも、これまで新幹線が止まる湯沢地域や浦佐界隈で陽性者が0であったこと自体が不思議なくらいであり、検査を行おうとするハードルが高かったことも要因であろうと思われます。 今回、陽性者が出たことで、接触者に対する検査も行われるでしょうし、地域の住民感情として、自分も新型コロナが心配だから検査してほしいという人が増えてくることも予想されますので、一気に検査件数が増加し、結果的に急に陽性者が増加するという可能性も否定できないでしょう。新型コロナでは無症候性の隠れ陽性者が多いのも特徴の一つではありますので、ふたを開けたら・・ということも考えられます。 しかも、GoToによって都心部などからの行き来も活発化したことで、更に陽性者数が増えてくることも想定しておく必要があります。 ここで問題になるのが、陽性者数が増加することより、その中で重症化している割合がどうなのかを見極める必要があるということです。 東京大学から、現在欧州で流行しているウイルスは変異の結果、感染力が高いものになっているという報告がありました。 基本的には、コロナウイルスは風邪を引き起こす代表的なウイルスであり、必ず、定期的にコロナの流行はあるはずなのです。 従って、現在流行している、あるいは流行の兆しがあるウイルスは感染力が強まっている一方で、どのような毒性で、結果的に重症化率がどうなのか、致死率がどうなのかという点を注視しなければならないと言えます。 風邪程度の症状で、それほど重症化しないのであれば、全くパニックになる必要がないということになります。(どんな状況でもパニックにはならない方が良いのですが) いずれにしろ、いたずらに不安や恐怖をあおったり、差別的な行動をとることは厳に控えなければなりません。科学的な目で見て、冷静に事実を事実としてとらえ、淡々と日々の生活を送ることが大切です。そして、新型コロナ然り、インフルエンザ然り、ノロウイルス然りで、感染の予防におけるもっとも重要なことがしっかりとした手洗いです。手洗い、定期的な換気、室内などの乾燥予防に配慮していただきたいと思います。また、マスク着用は自分の身を守るというよりは、自分が陽性者の場合に、周囲に感染を拡大させないための配慮、エチケットとして重要である認識を共有していただきたいと思います。 |
2020年11月13日(金) |
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