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 日本の四季
投稿:長野央希
昨日は、八海山も冠雪しておりました。最近は急に気温も下がり、晴れていたかと思うと、不意に雨が降り出して、雨脚が強くなるようなことがしばしばでしたので、山の方では言わずもがなの状態でしょう。
ここ数年は、残暑が長く続くと思うと、一気に冬になるような気候でしたので、秋らしさを感じることもなかった気がします。その影響もあるのか、豪雪地帯である魚沼地方は、信じられない程の小雪で、異常気象を肌身に感じていました。
今年は、何だか秋らしい季節がしっかりあるような気がして、魚沼はいつも通りの豪雪になるのだろうかと考えたりしております。
私が、魚沼に赴任した最初の冬は、12月上旬にドカ雪が降り、魚沼の洗礼を浴びたと言えます。豪雪地帯は除雪車や融雪パイプなど雪対策が充実しているものの、短時間で大雪が降ると、そういったものも無力のような状況になるのだということを痛感させられました。私は、その大雪の日に新潟市に行かねばならず、小出から浦佐駅まで車を走らせていましたが、雪の影響で、恐ろしい大渋滞に巻き込まれ、通常は20分程度で着く距離が2時間近くかかり、何とか浦佐駅に着いたものの、車を停めようとした駐車場は雪の海と言えるような状態で、ひとたび車を突っ込んだら、全く身動きが取れなくなりました。仕方がないので、シャベルで、車の周囲の雪を掻きだしましたが、降りしきる雪の中で、もがいている自分に対して、自然の中で人間は何てちっぽけなんだろうと思わざるを得ませんでした。泣きたくなりながらも、結局1時間近くかかり、結構な範囲の駐車場の雪かきをしたような感じで、雪かきの謝礼でもいただきたいくらいでした。結局、その日は新潟市には行けず、まるで浦佐駅の駐車場の雪かきをしに行ったかのような展開でした。
今となっては懐かしい出来事ですが、豪雪地帯では雪によって命を落としかねないのだということを身をもって経験し、その時の恐怖感は忘れることはできません。
しかし、こういったように地域によって特徴的な気候があり、四季がはっきりしていることが日本の良さなのだと思います。
地球規模の温暖化によって、日本的な気候が失われないように祈るばかりです。

2020年11月6日(金)

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