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 ワクチンA
投稿:長野央希
(続き)
実際に、18世紀末に、エドワード・ジェンナーが牛痘を開始して以降、天然痘ウイルスの絶滅に成功しています。
国内で言えば、四種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ)ワクチンなどの恩恵を受けているといえるでしょう。
そして、毎年、季節性インフルエンザの予防接種を受けられる方も多いと思いますが、これによって、インフルエンザを完全に予防できるわけではありません。ただ、感染した場合にも、症状を軽減するとともに、インフルエンザ感染後に二次的に起きる細菌性肺炎の合併を予防する効果が期待できると言えます。
尚、韓国で17歳の健常な方が、インフルエンザのワクチンを接種後、二日目に亡くなられたというニュースを見ました。原因などは現在調査中ですので、詳細が分からず、コメントは差し控えざるを得ませんが、確かに、ワクチンにおいて、副反応(いわゆる副作用)のないものは残念ながらないのも事実であり、いかに安全なワクチンを開発し、運用していくかは永遠の課題であると言えます。いずれにしろ、この度亡くなられた方の御冥福をお祈りいたします。
肺炎球菌ワクチンも、大分一般的になってきておりますが、肺炎を起こす代表的な細菌の一つである肺炎球菌による肺炎発症を予防する目的で行います。肺炎球菌性肺炎は、重症化して致死的な状況に至ることも少なくないため、これを予防する意義は高いと言えます。ただ、これで肺炎にならないと誤解されている方がいらっしゃいますが、流石にそこまで夢のような効能は期待できません。肺炎を起こす原因は、肺炎球菌以外の細菌やウイルス、真菌、原虫など多種多様です。これらすべてを予防することは残念ながらできるわけではありません。
2013年に子宮頸がんワクチンが定期接種ワクチンに格上げされました。このワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンです。このときに、ワクチンの副反応で、多様な神経症状を呈するなどで社会問題に発展した経緯は記憶に新しいと言えましょう。
HPV関連神経免疫異常症候群:HANS症候群と名付けられていますが、この有害事象は必ずしもワクチンとの因果関係があったのか微妙な事例も少なからず、あったのではないかと考えらえています。
少なくとも、将来子宮軽減で悩む人たちを減らすためにも、この子宮頸がんワクチンは大変意義深いと言えます。しかし、副反応で社会問題となるような状況に至り、このワクチンへの信頼は大きく損なわれてしまいました。何とかして信頼を取り戻し、このワクチンの安全な運用を模索していく必要があると思います。
最後に、話題の新型コロナウイルスのワクチンですが、現在製薬会社も、ワクチン製造に血道をあげているところですが、現段階では、その効果や安全性に関しては検証中という状況です。早急なワクチン導入は副反応などの問題で、子宮軽減ワクチンの二の舞の様になる危険もあり、慎重さが求められると思います。私は個人的に、このコロナワクチンの効果は限定的で、期待ほどのものではない恐れを抱いております。

2020年10月20日(火)

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