最近のコロナの話題 |
投稿:長野央希 |
最近の新型コロナ関連の話題 (1)年明けには、新型コロナのワクチンを導入開始していくという政府の方針に関する報道がありました。 現状は、ワクチンの有効性も副作用や合併症も検証が不十分な段階であると言えます。ワクチン接種は公費で賄えるということですが、そもそも、新型コロナのワクチンにより終生免疫が得られるとは考えにくく、季節性インフルエンザの様に毎シーズンで予防接種を受けるのかどうかという議論も不十分で、導入に至る経緯において拙速な印象を抱かざるを得ません。ひとまず、早くワクチンを開始することで、国民を安心させたいという狙いなのかもしれんせんが、政府として手をこまねいているだけではないという、批判をそらしたいという気持ちも透けて見える気がしてなりません・・ (2)これから本格的に季節性インフルエンザの流行時期に入ります。感染症学会の指針としては、発熱時には新型コロナ、インフルエンザ両方共の検査が望ましいとしていますが、インフレンザ陽性の場合は必ずしも新型コロナの検査はせずに、インフルエンザの治療で経過を見ることもありであるというような趣旨の見解を出しています。 コロナの影響で、マスク着用の習慣がつき、手洗いの徹底がなされることで、季節性インフルエンザの流行を抑制できる可能性もあります。また、インフルエンザと新型コロナが合併した場合に、どのような経過をたどりやすいのか、重症化しやすいのかなどは注視していくべきではあろうと思いますが、現段階では未知数と言わざるを得ません。 (3)最近の話題では、やはりトランプ米大統領の感染ほど話題を振りまいたものはないかもしれません。春には感染予防で、抗マラリア薬を内服してみたり、最近までマスク着用を拒否し、トランプ支援者の踏み絵のような形でマスク着用の有無が取りざたされたりしておりました。高齢で肥満があり、重症化の恐れがあるということなのか、現状未承認のカクテル交代療法を行ったり、レムデシビルの投与を行ったりしております。一国のトップであるために、その時代で考えられる最先端の医療を施されたのか、新規治療の治験に、体を提供したのか、富豪として金に任せてありとあらゆる治療を要求したのか分かりません。米国は裕福で高い保険料を払う人には極めて高レベルな治療が行われますが、高くない保険料しか払えない人には、日本の医療から見て大分貧弱な医療のみしか受けられなかったり、場合によってはまともな医療が受けられないというシステムです。米国で新型コロナによる死者が20万を超えてしまっています。(毎年季節性インフルエンザでも1万超亡くなる国ではありますが)その中で、もう少ししっかりした医療を受けられたら救命できた人がどれほどいるのだろうかなど考えさせられます。 トランプ氏は報道では兵役を逃れたり、税金も払っていなかったり(フェイクニュースなのかどうか・・・?)と、それが真実としたら、大統領としては不適格と言えましょう。そもそも、国民としての義務を果たさない時点で、国民としての良識すら疑いますが、ひとまずどんな人であれ、まずは新型コロナからの速い回復をお祈りいたします。 |
2020年10月5日(月) |
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