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 雑草
投稿:長野央希
先日、長らくサボっていた庭の草むしりを行いました。
梅雨が長かった影響もあるのか、庭一面で恐ろしいほど雑草が繁茂しておりました。
雑草にも様々なものがあり、私の背丈よりもあるものから、はかな気にひっそりと生えているもの、大変きれいな青紫色の花を咲かせているもの、ラズベリーの様な実をつけているものまで色々とあって、面白いと思いました。
また、背丈が高くても、根をそんなに張らないために、簡単に引き抜けてしまうものもある一方で、背は低いのに恐ろしく根を強靱に張るため抜くのが一苦労なものもあったり、木の枝くらいの強度を誇る茎のものもあったりと、面白いだけでなく、かなりの重労働になりました。加えて、蜂や蜘蛛が自分の住処を死守しようとしているようで、何だか自分のやっていることで罪悪感のようなものも感じてしまいました。
 人があまり来ないような山で、山歩きをしてると、雨の多い時期では一週間で二倍の背丈に伸びていたり、登山道が獣道の如くなるのを、しばしば見かけましたが、雑草の生命力には感服せざるを得ません。

思えば、雑草というのも失礼な呼び名ではあります。人間にとって、食用にならなかったり、役に立たなかったり、邪魔であったりということで、雑草と総称されてしまっています。
中には雑草から抗がん剤の成分や漢方薬の成分などが見つかることもありますので、もしかすると、今後はより多種の雑草が”人間にとって”有用であると判明してくる可能性もあります。あの生命力の強さを研究するだけでも、何か興味深い発見が得られるのかもしれません。

私も、雑草を見習って、人からどう言われようとも、自分の信念を守れるような強さを持ちたいものだと思いました。

2020年8月25日(火)

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