最近、思うこと |
投稿:長野 央希 |
先週からサッカーのEURO2024が開催されております。連日、日本時間で言うと、夜間、あるいは早朝に熱戦が繰り広げられております。開催国のドイツは、なかなか好調なスタートを切っております。最近の国際大会ではドイツ代表は結果を残せておりませんので、相当に気合いが入っているでしょう。 個人的には昔からイングランド代表を応援してきましたから、今回も応援はしています。ただ、イングランド代表は、昔から多くのタレントを擁している割に、ここぞと言うときに勝負弱かったり、本来の実力を出せなかったりという面が目立ちます。あれだけのメンツなら、もっと完勝しても良さそうなものと思いつつ、この二十年以上、結果が見合っていないように感じてしまうのは私だけでしょうか?また、盛り上がらない試合内容であったりすることもしばしばで、時に退屈とすら言える内容もあることも否定出来ません。もっとも、そういったタレントの割に試合が低調なところや、重圧に弱いようなところが、応援したくなる所でもある気はします。 同時に、デンマークも好きな国で、その両国が昨晩戦い、まさに痛み分けという結果となっております。セルビアもストイコビッチ監督が指揮を執っており、頑張ってほしいところですが、その三国は同一グループにおり、なかなか複雑な心境です。 来月中旬まで戦いは続いていきますが、そんな中、フランス代表のエムバペ選手が、母国フランス国内で、極右政党の躍進を受けて、危機感を募らせ、若者に対し、サッカーの試合よりも重要なことがあるというような主旨の発言をし、選挙に行く様に呼びかけたという報道を見ました。 まさにその通りでしょう。 欧州各国は、移民問題もあり、COVID-19後の経済問題やウクライナでの戦争支援の問題もありで、政治的には大きな変革期を迎えつつあるのかもしれません。英国では、保守党は次回選挙で大敗を喫することが予想されております。 EUの結束の問題も浮き彫りになってくるでしょう。自分達の生きている国や地域の土台に関わる政治に関心を持って然るべきでありましょう。 これまでグローバル化してきた世界で、その反動のように極右政党が力をつけている、あるいは自国ファーストの傾向が強まっているように見受けられます。米国のトランプ氏もそういったナショナリズムを前面に出している印象があります。(彼の場合、どれほど政治に関心があるのかは不明です。自分が売り込めればそれでいいように見えてしまうのですが) 日本ではどうかというと、やはり政治への無関心が問題ではあるのですが、そんな中で、やはりナショナリズム的発言が増えてきているようには思われます。同時に、デマゴーグ化に拍車がかかっているような危惧を覚えます。 今回、東京都知事選の立候補者が50人を越えるという話です。政治に関心がある人たちが多いのであれば、大変結構なことですが、売名行為であったり、ただ単に目立ちたいだけ、面白いから出てみただけというような人たちが多くなり、政治的な主義主張そっちのけで、SNSの登録者を増やす感覚で選挙活動を展開するようであれば、民主主義は退化していくような恐ろしさを感じないわけにはいきません。 日本で、今後ナショナリズムが拡大していけば、早晩、近隣諸国と戦争になるでしょう。国民はその覚悟があるのでしょうか?また、国は万が一戦争になった場合の備えをしているのでしょうか?米国が助けてくれるという保証はないのです。戦争を避けるためにも、我々国民は真剣に政治にも関心を持ち続け無ければならないと思うのです。 |
2024年6月21日(金) |
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