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投稿:長野 央希 |
お盆前後で新型コロナウイルスの感染者数が急増しました。 当院でもその時期でかなり検査依頼も陽性者数も非常に増加しました。 昨年の当院での傾向からすると、7月中旬から増加しだして、8月に入り著しい感染の流行を認め、8月下旬からピークアウトしていき、9月中旬には感染者数が著名に減少していきましたが、今年も似たような経過をたどっている印象があります。となると、9月中旬には落ち着きを取り戻すのではないかと期待をしておりますが、依然として現時点では感染者数が多い状況が続いております。 8月中旬では一日の発熱外来受診者数が50人台中盤で、そのうち40人強が新型コロナウイルスの抗原もしくはPCRが陽性という状況でした。今は受診者数は20〜30人程度ではありますが、やはりそのうち7割程度はCOVID-19感染を認めるような状態です。 また、盆のころまで一定数のインフルエンザA型感染者も見られたというのが、今年の特徴と言えるかもしれません。この真夏の真っただ中で、未だにインフルエンザが出るのかと率直に驚いていましたが、盆を過ぎてからは当院ではインフルエンザ罹患者を認めなくなっております。 昨年と今年の傾向から(2年とはいえ)新型コロナの流行時期の一つは真夏であるといえるのかもしれません。また、これまではコロナウイルスの流行時期というものは厳密に理解されたことはなかったように思えますが、実は、従来のコロナウイルスも真夏に流行してきたのかもしれません。今のように検査をしていたわけでもないので、夏風邪のウイルスとして、もともとコロナウイルスが大きな位置を占めていた可能性も考える必要があると思います。 全国的な流行の影響か、かなり鎮咳薬(咳止め)やある種の感冒薬が入手しづらくなっております。そんなわけで、患者さんにはご不便をおかけすることもありますが、何とか抗コロナウイルス薬などを駆使して対応いたして居るような次第ですので、ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。 9月に入りましたが、毎日尋常ではない暑さが続いており、屋外の発熱外来は、ほとんど修行もしくは拷問のような状態にあります。何とかここまで乗り切ってきました。30℃後半の気温で3時間屋外で発熱外来をしてきましたが、本当に雨ごいをしたくなる気分でした。これからの季節、少しでも残暑が心地よい暑さ程度になってくれることと雨が降ってくれることを切に祈ります。 尚、新潟市の医師会からの通達で9/21より令和5年秋開始接種ワクチンが始まります。 XBB対応ワクチンに切り替わることになります。 当院では9/25〜秋開始接種ワクチンを始めていく予定です。 インフルエンザワクチンとの併用も可能となりますので、ご希望があれば、御電話にて承ります。よろしくお願い致します。 |
2023年9月1日(金) |
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