初夏 |
投稿:長野 央希 |
毎週魚沼に行っておりますが、田んぼ山々の青々した美しい季節になってきました。まだ、蛍が出るには早いかなと思いつつ、個人的に好きな蛍のスポットに行ってきました。流石にまだ蛍が飛び交っているような状況にはありませんでしたが、一匹だけ川から田んぼまで広範囲に飛んでおりました。 毎年、必ず蛍の飛び交う時期に先んじて、一匹ないし二匹程度飛び出す印象があるのですが、今年もそういったフライングのように一匹のみ飛んでおりました。いつもの如く、このフライングのような蛍は子孫を残すために相手を見つけられるのだろうかと心配になってしまいました。ほとんど仲間が見つからないような環境下で孤独に生きていることを踏まえると、あの光は哀愁以外の何物でもないように見えるのですが、もしかすると、周りとの軋轢もなく、思う存分飛び回れることが、実は自由を謳歌しているような誇らしい生きざまなのかもしれないとも思えて、何か複雑な気持ちになります。 来週辺りから、もう少し蛍の飛ぶ数も増えてくるのではと期待しつつ、見守っていきたいと思います。 また、早朝には、田んぼの上空を燕が沢山飛び回っていました。餌となる虫はたくさん飛んでおりましょうから、燕にとっても実にいい季節になったと思えます。 山と川に囲まれ、一面田んぼが広がる地域を散歩するだけで、心がきれいになる気がします。 勿論、数十年前から比べれば、大分自然が減り、蛍なども生息域が大分狭まっていることは間違いないのですが、それでも、日本の原風景の残る魚沼という地域がとても好きです。何とか、この美しい風景をいつまでも残していきたいものです。 それでも、高齢化が進み、若者の流入が減少すれば、田畑も里山も土地が売りに出されてしまう恐れがあります。結果的に、外国人に購入されてしまい、外国籍の土地になってしまうのではないかと言う危惧、起業家による買い占めなどから、美しい自然が営利目的に破壊されてしまう恐れを抱かざるを得ないのです。こういった不安が杞憂に終わってくれればいいのエスが、日本の美しい原風景を守るには、それ相応の努力が必要なのだと思います。 |
2023年6月8日(木) |
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