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ロシア |
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投稿:長野 央希 |
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ロシアのウクライナへの侵攻が開始されてから、5日目に入っております。激しい、戦闘が続いておりますが、キエフを含めて主要な都市は陥落せずに、よく持ちこたえております。昨日には、両国での和平交渉が行われ、予想通りながら、それほどの進展もなく、ただし、二回目以降の和平交渉につながるという意味では、ある程度の意義はあったと前向きにとらえたいとは思います。 私は、昔からロシアの文化に親しみを感じてきた者です。アレクサンドル・プーシキンの詩、作品を好んで読んでおりましたし、チャイコフスキーの音楽も好きです。また、ロシア民謡も、深い哀愁を帯びた素晴らしい曲がたくさんあり、好んで聞いている時期がありました。 また、当院にも、ロシア人の患者さんが時に来院されますが、多くの場合、気のいい人が多い印象です。 個人個人でいえば、ロシアの方々は、決して信頼に値しないような人たちではないのです。そういう意味で、ロシア国外で暮らすロシア人の人に対して、偏見を抱いたり、迫害を加えるようなことは厳に慎まねばなりません。それは決してやってはならないことです。 しかしながら、政治が絡んだ途端に、ロシアという国はまるで信用できない国になってしまうという傾向があります。この特徴は、帝政ロシアの時代から、ソビエト連邦の時代、そして今に至るまで一貫しているといわねばなりません。 今回の件も、侵攻に踏み切ったロシアが大義がないだの、道義上の問題がどうのこうのなどと世界が非難しますが、そもそもロシアが道義上の問題を気にしてきていたのなら、今頃、おとなしい小国であったに違いありません。 第二次世界大戦末期には、日ソ不可侵条約を、当然の如く、一方的に破棄して、満州に攻め込んできました。彼らの野望を果たすためには、約束を守るということが、彼らの行動を規制しないようなのです。 一方で、今回の侵攻が、ロシアにとってどれほどのメリットがあるのかもよくわかりません。現段階で、ロシア軍内でかなりの死傷者も出ており、莫大な軍事費が湯水のように消費されております。加えて、世界各国からの経済制裁で、日に日にロシア国内は、生活状況が悪化していくことが予想されます。そうなっていったときにロシア国内の世論や国民感情が現政権に対して攻撃的になる可能性も否定できません。今回の戦争の成り行きいかんによっては、ロシア国内で反政府運動や革命闘争が起きてしまうこともあながちあり得ない話ではなくなるように思えます。 日露戦争、第一次世界大戦を経て、軍事費がかさみ、最終的にロシア革命につながり、帝政は終わりを迎えました。 状況により、プーチン政権が終焉をむかえることもあり得ます。 また、NATOのやりようによっては、第三次世界大戦の勃発の引き金を引くことも考えられます。しかも、それは間違いなく核戦争につながっていくでしょう。そういうことも見越して、ロシアは真っ先にチェルノブイリを押さえたのかもしれません。世界大戦とならずとも、ロシアへの経済制裁で、ロシアの天然ガスや石油の欧州への供給が止まりますので、欧州内での生活水準も低下することが想定されます。両陣営とも、国内での痛みを感じつつの戦いが続いていくことになるでしょう。我慢比べの様相を呈してくるでしょう。どちらが、貧しいことを耐え忍べるかという戦いにもなります。 日本は、太平洋戦争の際は「欲しがりません、勝つまでは」を実践していましたが、今の日本人がそういったことを忍従できるとは到底思えません。 万が一、世界大戦に発展するようであれば、日本国内でも、国民全員が生活水準を落としていく必要が出るかもしれません。我々にはその覚悟があるでしょうか? どんな理由があるにしろ、人同士で殺しあうという戦争行為が、どれほど無益で、どれほど悲劇的なことなのかを再確認し、戦争以外の外交手段に切り替えていってほしいと切望します。 |
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2022年3月1日(火) |
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