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 オミクロン株
投稿:長野央希
南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株Ο(オミクロン)株の報告があり、早くも日本でもナミビアからの入国者での感染が確認されたとの報道がありました。
南アフリカでは11/18頃から新型コロナ感染者数が急増してい行った模様ですから、二週間程度で、極東の日本にまで感染が拡大しつつあるというのは、確かに感染伝播速度としては速いと言えそうです。
ただ、基本的にウイルス側の立場では、自分たちの種の保存のため、いわゆる生き残り戦略の一環として、常に変異を繰り返していくのは当然であり、日々刻々と変異株が出現するのは当たり前なのではありますし、これからも変異を繰り返していくことも間違いのない事実であると言えます。
変異自体が、即座に人間にとって不利益になるというわけでもありません。仮に感染性が高まったとしても、重症化しやすくなるわけではありません。
報告を見ていると、今回のΟ株感染での症状は、頭痛や筋肉痛が主体で、呼吸器症状はそこまででもないような印象を受けますから、症状のみで言えば、季節性インフルエンザを想起させるものがあります。ただし、この件に関しても、もう少し症例数が増えてこないと確たることは言えないでしょう。
重症化率も、しばらく動向を注視していく必要があります。
Ο株に対しては、カクテル抗体療法の効果が弱いのではないかというような報道もありますが、それに関しても、正確な発表が待たれます。
ワクチンに関しては、例えばファイザー社は、二週間以内にワクチンの有効性に関しての報告をすると言っておりますので、その発表を待たねばなりません。
すなわち、現段階では、このΟ株は依然として、どういう性質なのかが正確には分かっていないのです。孫子の兵法の如く「己を知り、彼を知らば百戦危うからず」の通り、今は、敵であるΟ株がどういうものなのかをしっかりと分析する段階であると言えましょう。
相手が、どんなものかわからない状況で、むやみにパニックになることこそ、慎むべきことであります。一方で、政府が外国からの入国禁止政策をとっていることはやむを得ないとは思います。相手がどんなものか判然としない段階では、リスクマネージメントにおいては、最悪の事態を考えて対策を講じる必要があるからです。
いずれにしろ、現段階では、人々がデマに踊らされないこと、不要な差別などの愚行に走らないこと、冷静でいること、そして最も大事なのが正確な情報入手を心がけ、適切に恐れるべきことは恐れ、恐れるに足らないことには過剰に反応しないことを心がけていただきたいと思います。

2021年12月1日(水)

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