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 阿炎関
投稿:長野央希
私は幼少の頃から、祖父母の影響もあり、相撲が好きでした。
埼玉で働いている頃は、両国場所は、必ず一場所一回は観戦に行っていたものです。その頃は、相撲人気も低迷気味で、当日行っても、簡単にチケットが買えた時代でした。ここ5年は相撲人気が再燃して、前売り券すら入手が難しくなっており、そうこうしているうちにコロナ騒動が起きてしまい、今日に至っておりますが。
私自身が小柄ということもあり、小兵の力士が好きで、子供の頃は千代の富士関と寺尾関(現 錣山親方)を応援しておりました。
寺尾関は、取り口が不器用なほどまっすぐで、引退して、親方としての行動も、まっすぐで、悪いものは悪いと直言するような印象があります。解説を聞いていると、やや短気な面も見えて、微笑ましいなと感じておりました。その錣山親方の弟子が阿炎関になりますが、度々品の悪い内容の報道で、名前が上がってしまう方ですが、今回も相撲協会としての不要不急な外出を控える指導の中、キャバクラ?に複数回行っていたということで、休場されております。軽率な行動との批判を浴びてもやむを得ない状況と言えます。錣山部屋の元豊真将関は、本当にまっすぐで不器用な好青年でしたが、阿炎関は対照的に見えます。(実際に会ってもいないので、実のところは分かりませんが)少なくとも、相撲ファンのみならず、師匠の思いも裏切ったという意味で、腹が立つと同時に残念な気持ちになります。
以前も述べたかもしれませんが、若くても男性で肥満、糖尿があると、新型コロナは肺炎などの中等症以上に発展しやすい印象があり、実際、この春に20代の力士が亡くなられております。恐らく、肥満、糖尿などのリスク因子があることで、サイトカインストームを起こしたり、DICという凝固機能異常を起こしやすいのであろうと思われますが、力士のような体形だと、凝固機能異常で、深部静脈血栓ができやすく、その結果として肺塞栓症を合併しやすいのかもしれません。力士仲間を命の危険にさらしかねないという意味でも、阿炎関の行動は責任感に欠けたものと言えましょう。
力量的には三役に手委託してもおかしくないだけに、心技体の特に心の部分を磨いて、成長していってほしいと切に願います。

2020年7月27日(月)

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