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 コロナ禍
投稿:長野央希
依然として、新型コロナ感染が下火になってくる様子が見えない状況で、本日から16日まで新潟市内の飲食店が時短営業となります。
私が、よく利用している西総合スポーツセンターも本日より16日までは休館となってしまいます。
こうした措置の効果は二週間程度先になってようやく表れてくると言えます。
ただ、東京含めた首都圏は、度々緊急事態宣言を発令しているものの、感染を抑え込めていないという状況を鑑みると、蔓延防止策というもの自体は、あくまで人の動きを抑えて、人的交流を減らすことで、感染の接触を減らすという意味合いでしかないと言えます。結局は、時間稼ぎの政策と言えます。この時間稼ぎをしている間に、いかにワクチン接種率を増やすか、あるいは治療薬を開発できるかが勝負のカギと思われます。
治療薬としては、現段階で最も期待できるものが、カクテル抗体療法です。ただし、抗体療法というものは、高額であり、すべての感染者に対して行えるようなものではないと思われます。また、この治療は感染の初期の段階で行わないと、効果をなさないものです。ですので、いかに重症化しそうな人に、この治療を行えるかというのがポイントと言えます。
とは言え、この重症化しそうという予測が非常に難しいのが現実です。

実際に、コロナ診療にあたってきた経験からすると、60代で糖尿病があるという重症化リスクを有する人も、感染しても結果的には、ほとんど無症状であったりということもありました。一方で30代で基礎疾患がない方でも中等症以上の肺炎を起こしていることもあり、重症化の予測においては、従来言われている重症化リスク因子のみでは推し量れない可能性があるように思えます。
ただ、これまでは、新型コロナウイルスに対する純粋な抗ウイルス治療がなかった分(レムデシビルは、本来エボラウイルスへの抗ウイルス治療)、治療のツールが増えていくことは歓迎すべきことと言えます。
そして、抗体療法に比べれば安価で、多くの人が恩恵を被れるものが、ワクチンになります。9/1になり、新潟市でもようやく12歳以上の全年齢層のワクチン予約を受け付けられるようになりました。
しかし、ワクチンの供給量不足によって、当面はクリニックレベルでは週に48人まで(二回目を含めて)という縛りがあります。そのため、多くの御電話での御相談がありますが、思うように迅速に予約を受けられないことに、非常な歯がゆさを感じずにはいられない状況なのです。
前述のとおり、緊急事態宣言にしろ、蔓延防止策にしろ人の流れを止めるという時間稼ぎでしかなく、その間にいかにワクチン接種者を増やせるかが重要なのですが、思うようにはワクチンが進められないことに、無力感を覚えます。
更には、これから冬に向かいインフルエンザの季節になってくるため、本来であれば、インフルエンザワクチンの前にはコロナワクチンを済ましておきたかったところが、計画通りには進めないということになります。

勿論、ワクチンは絶対的なものではありません。ワクチン接種でも、感染するときはしますが、それでも感染率や重症化率は確実に低下させられると言えます。当院での発熱外来での陽性者を見ていると、現在は10〜50代が9割を占めています。やはり、ワクチンの効果を日々実感しています。
ただ、ワクチンを過信せず、手洗い・外出時のマスク着用などの日々の感染予防が極めて重要ですので、そういった積み重ねを大切にしていただきたいと思います。

2021年9月3日(金)

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