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投稿:長野央希
本日、新潟市から正式に通達があり、7〜9月にかけてワクチンの供給量が減少することが確実となり、当面は64歳以下の方のワクチン予約を見合わせるようにとのことです。既に、ご予約いただいております方の接種は予定通り行いますが、これから予約を取ろうという方は、現時点で予約を取ることが出来ません。大変申し訳ありませんが、市から改めてワクチン受付可能の通達が来次第、予約再開といたしますので、何卒宜しくお願い致します。

都内では、4回目の緊急事態が発令されました。8/22までは宣言下に置かれるとのことです。更にはワクチンの供給不足の問題も生じてきました。政府としてのワクチン事業への本気度がいかほどであったのか問題視されるような失態であろうと言わざるを得ません。そもそも、新型コロナの収拾を図ろうとしているにしては、政策がことごとく後手に回り、不十分な対応に終始しているようにしか見えません。
新型コロナを単なる風邪ととらえるか、健康への多大な脅威ととらえるかで、対応策も大きく変わってくるであろうと言えます。オリンピックもついには一都三県は無観客にするという決定がなされましたが、そもそも、五輪開催する都市で、緊急事態宣言が再発令されるということを世界はどう見るのでしょうか?経済活動、とりわけ飲食業界に多大な犠牲を強いてまでして、感染拡大を抑えようとしている一方で、同時にオリンピックを開催しようとすることが、感染拡大につながりかねず、やっていることが支離滅裂にすら思われてしまいます。オリンピックはどうしても決行したいという思惑があるのでしょうが、であれば、政府としても「日本の経済や国益のために、コロナの犠牲者はある程度やむを得ない」と公言してしまった方が、ずっと潔いと感じます。現政権は、内閣総辞職をしてでも五輪を行うという覚悟があるのでしょうか?
そもそも、緊急事態宣言発令が4度目という時点で、都民も「またか」としか感じなくなっている可能性もあります。もはやオオカミ少年状態と言えるかもしれません。三回目の緊急事態宣言で、感染が抑え込めなかったからこそ、一か月程度で再発令しなければならない事態に陥っているわけで、緊急事態宣言の効力そのものに疑問を呈する必要があります。緊急事態宣言はあくまで時間稼ぎです。その間に国民のワクチン接種を速やかに進めている必要がありましたが、宋はなりませんでした。以前にも申し上げましたが、中途半端な対策を小出しにしていくことは、ほとんど無駄でしょう。やるのであれば、短期集中で、完全に人の往来などを止めてしまうくらいの徹底した方策を取らねばならないのだと思います。もしくは、ブラジルの様に新型コロナよりも経済活動などを優先するような政策にかじを切るかです。
専門家会議にしろ、メンバーが自分の責任を問われたくないという気持ちもあり、抜本的で斬新な案は出てくるはずがなく、結果的に無難であまり有効でないような政策が繰り返される結果になってしまっています。
緊急事態宣言を繰り返し、ワクチン事業も頓挫している現状で、五輪を楽しむ余裕が出てくるのでしょうか???

2021年7月9日(金)

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