欧州選手権 |
投稿:長野 央希 |
現在、サッカーの欧州選手権(EURO2020)が盛況です。 今回の大会で、選手たちの奮闘もさることながら、話題になっているのが、スタジアムに来た観客の間で新型コロナ感染が拡大したということやスーパースプレッダーの件です。多数の観客が集まるということは、当然大勢の人間の移動を伴うということで、感染が拡大することは予想されていた事態であろうと思います。このEURO2020の状態を検証し、問題点への対策を練ることこそが、東京五輪における感染拡大予防につながると考えられますので、早急にEURO2020での人々の流れや、感染拡大の経緯などを分析する必要があるでしょう。 一方で、競技そのものとしては、4強としてスペイン、イタリア、イングランド、デンマークというある程度順当な国々が勝ち上がった感はあります。(フランスが早々に敗退したのが予想外ではありましたが)イングランドは従来だと、大一番で勝つと、安心してなのか、次の試合を取りこぼすようなことがくりかえされてきましたが、今朝のウクライナ戦では堂々たる勝ち方をしておりました。欧州選手権はW杯とは違う面白さがあります。欧州自体は狭い土地に多くの国がひしめき合い、隣国同氏が、仲良くなったり、戦ったりという歴史を経てきました。そんなわけで、それぞれの国が国家の威信をかけて戦う様はさながら平和的な代理戦争の様相を呈する場合が有り、歴史や地理を知っていると、より一層試合における意地のぶつかり合いなどが感動を呼ぶ気がします。イングランド対スコットランドやイングランド対フランス、フランス対ドイツなど、単なるスポーツではすまないドラマがあります。 イングランドとフランスなどは、歴史的にも長く戦い続けてきた経緯もあり、日本に置き換えると、日韓戦にも通じる面があろうかと思われます。 スポーツで熱戦を繰り返すことは結構なコトですが、外交的なことや、民衆レベルでのいがみ合いは、はっきり言えば、労力の無駄です。先の大戦も有り、隣国はしばしば我が国に敵意をむき出しにすることがありますが、それにいちいち応対しているのは時間と労力の無駄です。そもそも、古代の日本と朝鮮半島の情勢を考えると、朝鮮南部と日本は同じ文化圏ともイエル関係で、多くの渡来人が現在の日本人の先祖となっております。任那という国も、日本の支配地域というよりは日本の王族と縁戚関係にあるような対等な同盟関係にあったのではと個人的には考えています。そういった歴史的背景から、もっと相互理解を深める必要があろうと思います。また、日本が日本としての誇りを持っていれば、他国にいちゃもんをつけられても意に介す必要はないと思います。 むしろ、バブル崩壊以降の不況で、日本の多くの企業が外資系の傘下となり、過疎化しているような地域の里山などの土地が外国企業に買いたたかれている現状で、これは平和的に日本が侵略されている状況につながるのではないかと危惧しています。こういったことへの対応に労力を割く方が、ずっと建設的で国益につながると考えます。 |
2021年7月4日(日) |
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