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 茶番
投稿:長野央希
東京五輪において、会場での酒類販売が認められるようです。
五輪の会場の入場者数をどうするかなどの議論がかまびすしくなってきておりますが、どれほどの外国人が来日するのか、どのような試算を行い、どう対策を講じているのか注視していく必要があります。
外国人観光客が、ウイルスを持ち込むという考え自体はナンセンスではありますが、少なくとも、これまで半鎖国のような状態で、接触者はある程度限られていたものが、五輪を契機に来日客が多ければ多いほど、より不特定多数の接触が生じてくることは間違いないでしょう。そのような状況でも、酒類を提供することを許可していることを考えると、これまで緊急事態宣言で酒類提供をしないようにさせていたこと自体が、何だったのだろうかという気持ちにならずにはいられません。
政府としては、五輪による経済効果を十二分に得たいと考え、そのために打てる手は打っているという状況なのでしょう。恐らく、そのためには安全性に関しては優先度を下げているというのが本音ではないかと勘繰りたくなります。これまで、多くの飲食店に苦痛を強いてきて、五輪では、酒の解禁をここまであっさり認めるのを見るにつけ、茶番劇の様に思えてしまいます。
茶番という意味では、フィリピンのドゥテルテ大統領の「ワクチンを打たない者は投獄」という記事も、笑いを禁じ得ません。
ブラジルでは、現在作家の南米選手権が行われておりますが、大会関係者のコロナ感染者数が増加してきております。そもそも、フラジルのボルソナロ大統領は、新型コロナを抑え込む気もない政策をとっていますから、こうなることは想像できたでしょう。現在行われている南米選手権も欧州選手権も、多くの人の移動を伴う行事であり、五輪に先駆け、ある意味試金石の様になるのかもしれません。
世界中に茶番があふれております。
馬鹿馬鹿しくて、コメントする気力もうせてしまいます。

2021年6月22日(火)

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